対話型組織開発――その理論的系譜と実践 [Kindle]

  • 英治出版
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  • 従来の「診断型組織開発」に変わる「対話型組織開発」についての書籍。対話的組織開発を実現するための理論について広く述べられており、必要な要素を把握することができる。
    例えば一部として「効果的な組織パフォーマンスに必要とされる最も重要なヒューマンプロセス」についてまとめられていたり「適応を要する課題に直面した場合に、権限と責任を持つ人々が複雑性に対処して行動するための方法」について語られている。
    濃厚な理論と実践について語られている本書の特徴として、出典が明瞭になっている点が挙げられている。各章が多くの参考文献によって成立しており、多種多様な議論の要約としての役割がある。
    一度読んだだけですべての内容を理解しきれたとは言えないが、自身の成長によって読むごとに印象が変わりそうな、多くの知恵が詰まっていると感じさせる書籍だった。

  • 人事や組織開発の初心者の自分ではまだ理解が十分に得られませんでした。もう少し経験と学習を積んでから再読したいです。

    ・組織内におけるみられ方の改善アプローチ

  •  読み応えがある本。組織変革を行う場合に「対話」を如何に活用するかが書かれている。
     この本にはキャッチーなフレーズみたいなものはない。「対話型組織開発」についての研究結果は多様であり、それをそれぞれ詳細に述べている。初学者がどのように学んでいけばよいかのガイドが欲しくなる。
    --- 以下引用 ---
    ■組織ディスコースの重要な概念
    ▶ディスコース:その作成、普及、利用という関連する行為に伴って、アイデアや思考を具体的に表現する、相互に関連する「テキスト」の集まり
    ▶テキスト:内容や主題の意味を伝えるすべてのもの(言葉、シンボル、絵や図法、ジェスチャーなど)
    ▶文脈:テキストが組み込まれた、時間的、歴史的、文化的、社会的状況。すべてのテキストは、潜在的に、他のテキストの文脈である
    ▶ナラティブ:一連のアイデアや事象を意味のあるストーリーラインに結びつける、主題や問題に重点をおいた、口頭による語り(文書による記述)
    ▶会話:2人以上の人々の間の相互作用や交流の一部として、時間的にもレトリック的にも相互に関連する一連のテキストの作成、普及、解釈

  • 組織開発についてじっくり本格的に学びたい方へお薦めの一冊です。600ページを超える専門書・大著です。診断型組織開発から対話型組織開発へ、組織開発の変遷、潮流を学ぶことができます。

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