犯人に告ぐ2 (下) 闇の蜃気楼 (双葉文庫) [Kindle]

  • 双葉社 (2018年5月10日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • ある誘拐に伴う、犯人と警察と被害者との三つ巴の攻防は面白かったです。

    巻島さんはあいかわらずかっこよかったけど、犯人側の視点が多いため、前作より出番が少なかったのが残念…

    あと、今回は犯人側の様子が詳細に描かれていたため、感想で「犯人に逃げ切ってほしかった」というのがありましたが、私は全く思うことなく、早く捕まってくれと思って読んでいました。
    たとえ事情があったとしても、自分の利益のために犯罪を犯しているわけですから、同情の余地はないです。

  • 2023.08.11
    この本の惹かれるところは犯罪を犯す人々についてさまざまな人間が描きわかれていること。
    そして、刑事の人事異動もありそうだし、パワハラ上司もさもありなんという感じ強い。ワタシはこのパワハラ上司が犯罪に巻き込まれてベソをかいてほしいと願ってます。
    ある刑事の逆を行け、というのもさもありなんと膝をうつ思い。
    細かい描写が丁寧かつありそうなところに凄みを感じる。素晴らしいです。

  • 面白かった。手に汗握る頭脳戦。なんか犯人側応援しちゃった。リップマンとの決着は如何に

  • 1よりおもしろかった

  • 星4.5 楽しめた

  • 犯人に告ぐ1が面白かったので、すぐ2を読んだ。1より展開が早く、トリックも関心させるものであっという間に読んでしまった。次は3を読みます。

  • amazonでまとめ買い。前作が非常に面白かったので、読もう読もうと思いながら、あまり評判が高くはなかったので、どうしようかなあ。。。と思案していましたが、思い切って購入。前作まではいかないですが、面白かった。振り込め詐欺という題材も現実にマッチしてるけど、それに営利誘拐という現在はほぼ聞かなくなっている犯罪を取り上げたところもなかなか。前作の重要人物であった、巻島、村瀬、曾根に加え、小川も登場。犯罪者側は、新顔:淡野がでてきて、こいつがなかなかのもの。ちょっと映像というか、なんというか作り話だからできることだよなあ。。。という設定ではあったけど、まあそれも物語としてはいいかも。最後のセリフは、やっぱり前作の決め台詞にはかないませんが、前作知っていた方が、はるかに楽しめますね。

  • 最後、どっちにも成功して欲しかった。
    両方の視点から書かれてるから、読者は両方の味方。

  • 身代金受け渡しの日時を目前に控え、捜査を指揮する神奈川県警の巻島は、被害者家族と警察の間に言いしれぬ溝を感じ取っていた。被害者家族の協力のもと捜査態勢を敷く神奈川県警だったが、それを嘲笑うかのように裏では犯人側の真の計画が進行していた―。姿の見えない犯人を追う警察、巧妙な罠を張り巡らす犯人グループ、子どもの命を救うため葛藤し続ける被害者家族。三者は互いに牽制し合い、前代未聞の攻防を繰り広げる。そして迎える結末とは!?ミリオンセラーを記録した警察小説の金字塔、渾身のシリーズ第二弾!

  • 最後の兄弟のやりとりけっこう好き。

  • 「犯人に告ぐ」に続けて、こちらも再読。
    ラストが印象的なのでぼんやり覚えていたけど、
    ディテールまでは覚えていなかったので最後まで楽しめた。
    1作目と違ってこちらは犯人側の事情がたっぷり語られる。
    故にラストの兄の行動や淡野からの着信に
    思いやりや絆を感じて少し希望が持てる終わり方だった。

    そして名ゼリフ、「今夜は震えて眠れ」が今作も出て来てテンション上がる。
    巻島VS淡野を期待…!

  • 後半。震えて眠れ と 安らかに眠れ の対決。
    全体の話に無理がない。
    淡野のモノマネぐらいか。
    前半の振込詐欺のくだりも後半生きてくる。
    終わり方もドラマや映画を意識した終わり方ですね。
    1と2は誘拐ものできたけど、その流れを組みつつ、3は別物にも移行できそうでいい感じ。
    かつを…

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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