【Amazon.co.jp限定】さよならの朝に約束の花をかざろう (特装限定版) (新規録り下ろしドラマCD付) [Blu-ray]
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感想・レビュー・書評
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時間の流れって非情だよなぁ…って、劇場で見た時もおもた。
人に対してもだし、国とか共同体とか、そも文明に対しても。
生まれ、興ることに対しては、その価値をどんどんと変化させていって。
もちろん作中で(その変化の代表として)描かれるマキナの母性って、変化することが必ずしも悪いコトではないって思わされるんだよね。
始まりは不確かで曖昧だった感情が、やがては昇華され尊くなっていく。
そして時の流れは非情だけど、その感情は時に負けずに「ずっとずっと忘れない」ものとなるんだなぁ…って、マキナが。
共同体は壊され、文明は衰退し、人は死んでいくけど「悲しくない別れだってある」というのが胸にクる。
特典ブックレットのインタビューがまた良かった。
まず、キャストの皆さんは自分が演じたキャラクターに真剣に向き合っていたんだなぁ…って感じられるコメントを残してくれてた。
こうまで熱意あるコメント、この手のインタビューでなかなか見た記憶ないわー。
そんな中、杉田智和さんasイゾル。
他のかたが長文で思いの丈を綴っているのに、短い! 短すぎる!!
そういうとこだぞ、杉田!!とか思いつつ、しかしこの人らしいよなぁ…と。
更にはその短文の中でも決めるトコを決めて、何てカッコイイんだ…とおもたわ!
スタッフインタビューも良かった。
どれだけの気持ちを込めて、意図を隠して、作品を作ったのか伝わってくる。
公開当時、なーんか技巧的にうんぬん指摘を受けてたような覚えがあるんですけれど、そうした部分にはちゃーんとスタッフの意図があったんだよなー。
当時はうまく説明できなかったけど、なるほどな~って思ってる。
スタッフとキャスト、皆さんの気持ちがつまった作品。
感服いたしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示