1ミリの後悔もない、はずがない [Kindle]

  • 新潮社
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感想 : 5
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感想・レビュー・書評

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  • タイトルと帯で著名人のコメント読んで気になった為に購入
    好き嫌い分かれそうな感じですね

    ただ、あの時のあの人はこんな思いだったのかなあ、と個人的にセンチメンタル

  • タイトルとあらすじで興味を持ち購入。
    どこかで見たことのあるような内容だが全体に表現や文章構成が整っており、初の単行本ということを考慮すればかなり出来の良い作品であったように思う。
    しかし自身の読解力不足も相まってか1話毎に切り替わる主人公が誰の視点なのか分かりにくく理解に多少の苦労を要した
    心情の描写が巧みで生々しい不倫関係における両者の想いがよく伝わってきた。
    300ページ程度の薄い文庫本で手持ち無沙汰な休日の暇つぶしには良い買い物であったと言える
    しかし他の作品の焼き増しのように感じてしまう部分があること、今後の成長に期待し、評価は星4としておきたい

  • 椎名林檎の帯コメントに惹かれて購入。
    ただの恋愛小説にはおさまらないストーリーに意表を突かれた。
    歪な親子関係、言葉では形容できない男女関係、冷え切った夫婦関係、そして中学生の初恋。
    「表面的に見える幸せな生活」では切り取られないたくさんの関係にスポットが当てられた本書。
    各人の物語が錯綜する中で、最後に想ったのは主人公である由井と幼き頃の彼氏桐島がどうかこの先も幸せに過ごしていて欲しい、という願いでした。

  • 5本の短編小説による連作長編。主人公はそれぞれ異なるが、由井という少女を中心とした友人や家族である。
    うーん、電子書籍で細切れに読んだせいか、併読していた朝吹真理子『TIMELESS』とかぶってしまったせいか、いまいち内容が把握できなかった。これがデビュー作であるらしいが、文章は安定感があり読みやすい。でも書いてある内容には共感できなかった……かも。

  • 「うしなった人間に対して
    1ミリの後悔もない。ないはずがない。」

    西国疾走少女…キュンとした。
    潮時…1番どきっとした
    千波万波…ウルっときた。
    少女の頃の自分を思い出すと、赤面するくらい幼く、恥ずかしい。
    そんな痛いところを突いてくる小説。

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著者プロフィール

1979年福岡県生まれ。東京都立大学卒。2016年「西国疾走少女」で第15回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。2018年、受賞作を収録した『1ミリの後悔もない、はずがない』(新潮文庫)でデビュー。他の著書に『愛を知らない』『全部ゆるせたらいいのに』『9月9日9時9分』がある。

「2022年 『悪と無垢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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