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感想・レビュー・書評
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2013年から2017年までに読んだ作品を選び収めた第二詩集。「タイトルの『カミーユ』は音の響きのうつくしさに惹かれて決め」たとのこと。本詩集の中で「カミーユ」は彫刻家であるロダンの弟子にして愛人でもあったカミーユ・クローデルであることが提示されている。「カミーユ」がそうであるように大森は、文化的なもの・歴史的なもの中に一度〈今〉を織り込み、歌とするところに特徴がある。極めて明晰に悲哀が織り込められた歌の前で私は呆然とする。時を忘れて。切り残された木のように。あるいは咲くことを許された紫陽花のように。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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