カミーユ 現代歌人シリーズ [Kindle]

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  • 2013年から2017年までに読んだ作品を選び収めた第二詩集。「タイトルの『カミーユ』は音の響きのうつくしさに惹かれて決め」たとのこと。本詩集の中で「カミーユ」は彫刻家であるロダンの弟子にして愛人でもあったカミーユ・クローデルであることが提示されている。「カミーユ」がそうであるように大森は、文化的なもの・歴史的なもの中に一度〈今〉を織り込み、歌とするところに特徴がある。極めて明晰に悲哀が織り込められた歌の前で私は呆然とする。時を忘れて。切り残された木のように。あるいは咲くことを許された紫陽花のように。

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著者プロフィール

一九八九年岡山県生まれ。第五十六回角川短歌賞を受賞。歌集に『てのひらを燃やす』(角川書店)、『カミーユ』(書肆侃侃房)、『ヘクタール』(文藝春秋)。「京大短歌」を経て現在は「塔」所属。京都市在住。

「2023年 『現代短歌パスポート2 恐竜の不在号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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