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感想・レビュー・書評
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世界史の流れを遊牧、農耕、交易の観点で地域単位で整理しながら記述。わかり易すぎるくらいの明快さで頭の整理にちょうどいい。これを幹にして、各個別史を読んでいくとよく頭に入りそう。
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西洋中心史観脱却の世界史。アジア史を中軸に、農耕と遊牧の二元的世界の相克、その統合としてのモンゴルから、ポストモンゴルの帝国とヨーロッパ、日本の対比を描く。ヨーロッパ日本は一元的だったからこそ、距離の近い封建制が実現さらに法の支配に移行した。あ、日本は言及されてないは。ジョン王とチンギスガ同時代のひとだった。
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ユーラシア、アジアを中心に捉え、そこから世界史を考える試みで書かれています。西欧中心の世界史では、中世からしか始まらないし、確かに狭量なものにならざるを得ないはずなのに、私たちはそれに囚われてしまっている。その原因についても、ユーラシアの端っこという西欧との近似から理解することができました。梅棹忠夫さんの「文明の生態史観」をベースに、アジアと西欧がどのような道を歩んだのかを、世界史という形に落とし込まれています。アジアと西欧は別物であったのだということ、それ故に優劣など論じることができないということがよく分かりました。
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