岸辺露伴は叫ばない 短編小説集 (ジャンプジェイブックスDIGITAL) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • くしゃがらの原作を読んでみたくて読了。わりとドラマ通りのセリフ回しで切れがありましたが、字面だけ追うと億泰っぽさがあるなと思った。他の短編の中だと、映像には全然向かなさそうだけどSF+ホラーの風味で露伴先生の振る舞いもスマートだった「検閲方程式」が好きでした。

  • ジョジョの奇妙な冒険第四部に登場する人気漫画家・岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ作品。どれもジョジョの雰囲気を纏っていて、露伴先生がどう危機を乗り越えるのかハラハラドキドキしながら読んだ。どれも好きだけどやはりくしゃがらが一番かな~!

  • 荒木飛呂彦本人が書いたわけではないのに、世界観が損なわれず、しかも面白い短編集。
    「岸辺露伴は動かない」シリーズに名を連ねるのにふさわしい内容で、どの話もとても面白かった。
    どの怪奇現象も、本編の攻撃並みに危険が高く、単に死ぬとかでもなく、死ぬ以上の恐怖を味わえる点が、まさにジョジョらしい恐怖と緊迫感。

    言葉、ネット上のうわさ、方程式、本の栞、請求書などの意外な事柄からこんなに多種多様で奇怪な物語ができるなんて…。
    ジョジョのノベライズ本を侮っていました。

    4人の作家さんのジョジョ愛もすごい。
    それぞれ文章の癖は違うのに、ここまで作品にのめり込ませる手腕はお見事。
    もっと岸辺露伴の活躍が読みたいッ!!
    と思っているファンの欲求に応えてくれた。

  • あの人気漫画ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けないに登場する人気キャラクター岸辺露伴!ついに小説化されました。今までの作品や新規のお話も含め全5つのお話が収録されています。僕が好きなところはもうどうしようもない絶望的状況なのに自分の能力ヘブンズ・ドアーを駆使しピンチを切り抜けます。ハラハラ・ドキドキしてとてもおもしろいのでぜひ読んでください。

  • ジャンプのマンガを見たことがありましたが、ドラマを見て読んで見たくなりました。
    物語に引き込まれ、どうやって危機を乗り越えるのか気になり、あっという間に読み終えてしまいました。
    一話完結で長さも適当で、暇潰し(と言っては失礼だが)に良かったです。

  • この手の作品は原作者以外が書くと、どうも違うんだよな…ってことが起こりがちだけれど、これは最初から最後まで安心して読めた。
    荒木先生が描いていた露伴シリーズにも劣らないような、不思議で怪奇な話が読めて、私は満足だった。
    そのうち次巻も読みたい。

  • 完全に脳内では、高橋一生がしゃべって動いている。違和感無し!ドキドキハラハラして、面白かった。

  • 期待値を上回る面白さだった。事前の期待値が低かったというのは勿論あるけど。プロの仕事に慣れていない書き手をしてこれほど読ませるのは、荒木飛呂彦の才能だと思う。
    勿論個々の書き手の力量もある。あくまで、ジョジョの世界と自分の小説の世界を接続してジョジョに最大限寄せた上で面白いものを書く力量、という意味合いではあるが。それ以上の作家としての力量は本作では測れないだろう。
    各短編で提示される「謎」の性質がいい具合にばらけたのら本書の構成がよい方に働いたと思う。とくに最後の短編は債権と債務だとか不法行為のあたりの発想が民法を学んだ人のものであることがよくわかり、法律屋さんとしては馴染みがあってよかった。
    他方で数式と未知の世界を安直に結びつけるような短編は少し子供じみているように思われた。

  • 「ジョジョの奇妙な冒険」第4部の登場人物、岸辺露伴を主人公としたオムニバス短編集。
    荒木飛呂彦先生の作品ではないからどうかなと思ったけれど、全然違和感なく、面白く読めました。

    中でも、「血栞塗」。「好奇心に殺されそうになっている漫画家」という、漫画のリアリティのためなら死んでもいいと思っていると思われる、露伴の姿が描き出されていると思いました。

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