AV制作会社のために日夜
男の子の夢にモザイクをかける。
こうして出来上がったのが素敵なAV。
漫画出版社のために日夜
業界の暗部をオブラートに包む。
こうして出来上がったのがこの漫画。
毎年、何冊の本が出版されているのだろうか?
総務省統計局によれば、約75,000冊である。
ジャンル分けすると最多の社会科学で16,000冊、
哲学などは4,000冊ほどである。
*1
ではAVはどうだろう?
残念ながら、AV女優/男優や制作本数の統計を
総務省統計局から知ることはできなかった。
だが、ググると24,000〜35,000という数字が出る。
まず、AVはどんなジャンルの本よりも多く制作
されているかもしれないというの可能性にビックリ。
調査方法や出典が不明なので信頼性はなんともだが、
本の新刊の出版数と比べるとなかなか刺激的である。
哲学など、年4,000冊ペースでにすぎないが、
すでに容易に創達できない領域に達している。
また、哲学はとても古くからある営みである。
だが、AV(的なもの)の方が尚古い営みである。
量は質に転化される。哲学の6倍のペースで
発想がアップデートされている考えると恐ろしい。
実際、AV制作で「あ!新しいこと思いついた!」
などと思っても、調べてみれば必ず二番煎じであるという。
この世の嗜好の数だけサブジャンルが生まれる。
AVでライバルに埋もれたくなければ発想と創造が命。
マス(大衆、平均化、一律)の欲求が満たされ、
今はパーソナライズの時代である。
AV制作という現場で生き残るため、
倫理的禁忌というハードルを超える力、
発想力を試され続けた人々はあらゆる分野で有望であろう。
今や、様々な趣向のAVを嗜むことが一流への道かもしれない。
*1
https://www.stat.go.jp/data/nihon/26.html
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