宇宙よりも遠い場所 [ブルーレイ全巻セット] 全4巻セット [マーケットプレイス Blu-rayセット]

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感想・レビュー・書評

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  • フォロワーさんのレビューから観てみたいと思った作品です。
    一話を観終わったときにはもう既に「この作品に出会えて良かったな」と思ってました。
    フォロワーさんに感謝、感謝です。

    『いままで
    頼りにしていたものが
    何もない世界へ旅立つ

    右に行けばなにがあるのか
    家はどっちのほうに行くのか
    わからない世界に

    明日どこにいるのか
    明後日どこにいるのか
    どこを進んでいるのか
    想像できない世界に

    それでも踏み出す』

    何かを始めたいと思いながら、中々一歩を踏み出すことのできないまま高校2年生になってしまった玉木マリ(キマリ)
    ある日、ひょんなことから南極を目指すという同級生の小淵沢報瀬(しらせ)と出会う。
    高校生が南極になんて行けるわけがないと馬鹿にされ「南極」とあだ名をつけられても、絶対に諦めない報瀬の姿に、キマリは一緒に南極を目指すことを告げる。
    そこへ高校に行かずにコンビニでアルバイトをする同学年の日向と北海道でタレント活動をする高校1年生の結月が加わり……

    四人の女子高生たちのセリフがとても響く。
    もしも悩んだり、勇気が出なかったり、もうしんどいなぁ、疲れたなぁ……そんな状況で立ち止まってしまったら、彼女たちの声を聴いてほしいな。きっと背中を押してくれるはず。ぎゅっと抱き締めて一緒に泣いてくれるかもしれない。もしかしたら、あなたを苦しめてるものに「ざけんなよ!」と叫んでるかも。
    みんなに観てほしい作品、特に中高生が観たら、何かが変わるかもしれない。そんな力を秘めてるアニメ。

    『私は行く。
    絶対に行って、無理だって言った全員に、
    ざまあみろって言ってやる!』

    どんなに馬鹿にされたって、どんなに無理だと言われたって、絶対に揺らぐことのない決意。 
    ざまあみろ!の言葉がこれほど気持ちいい作品ってないと思う。

    何かをしたいと思いながら何もしていない自分。失敗することを恐れて引き返してしまう自分。過去と向かい合う勇気、友だちという言葉の柵。進もうとすると邪魔をする悪意や嫉妬……

    ときにはぶつかり、ときには自分の未熟さに落ち込む。友の想いに涙し、道は自分が選んでいるのだと気づくことで強くなっていく。

    『そうじゃないよ。
    選択肢はずっとあったよ。
    でも選んだんだよ、ここを。
    選んだんだよ、自分で!』

    とにかく、ストーリー、セリフ、映像も音楽も、全てが胸にグッとくるのだ。
    それが全話となるんだから、こりゃすごいことだ。

    • 地球っこさん
      palebluedotさん、こんばんは☆

      本当にいい作品でした!
      まだ今もいろんなシーンを思い出しては、
      じ~んとしてます。
      エ...
      palebluedotさん、こんばんは☆

      本当にいい作品でした!
      まだ今もいろんなシーンを思い出しては、
      じ~んとしてます。
      エンディングの曲も頭のなかで、ずっと流れてます。
      今夜は眠れないかもしれません……笑

      2020/04/14
    • としながさん
      地球っこさん、コメントありがとうございました。

      お返事、こちらのレビューに差しあげます。

      スゴいですよね! 本当に全話に感動でき...
      地球っこさん、コメントありがとうございました。

      お返事、こちらのレビューに差しあげます。

      スゴいですよね! 本当に全話に感動できるポイントがあるんですものね。地球っこさんのレビューや、引用されているキマリや報瀬のセリフを拝読して、また感動に浸っています。

      ストーリー、キャラクター、声優さんたちの演技、映像、演出、音楽……、全てが噛み合った奇跡のような作品だと思います。

      OPとEDのCDとサントラ、それにファンブックも当時、発売と同時に勢いで買ってしまいました(笑)

      音楽系は今でも良く聞きますし、ファンブックもパラパラとめくることがあります。ストーリーガイドがしっかりしているので、すぐ『宇宙よりも遠い場所』の世界に引き戻してくれます(笑)

      後、ついこの間の話なのですが、作中で報瀬の母親の貴子が書いた「宇宙よりも遠い場所」のモチーフになったんじゃないか、という本をネットで注文しました。

      田邊優貴子さんという方の『すてきな地球の果て』という本なのですが、表紙の雰囲気とかどことなく似てるんです。内容も南極と北極のフィールドワークの話らしいので、余計に勘ぐってしまいます(公式では、特にコメントはなかったと思うのですが)

      地球っこさんの娘さんも、このアニメ観てらっしゃったんですね。やっぱりいい作品は世代なんて関係ないんだなあ、と思います。娘さん、新社会人なのですね。自分の新社会人の時は、気を張っていたからか、家に帰るとすぐ眠っていた記憶があります。

      気の持ち方にメリハリがつけられるようになってから、全体的に余裕が持てるようになりましたが、それまでは大変ですよね。逆に今は気を抜きすぎかもしれませんが……

      関係ない話になってしまいました……。娘さん、新社会人おめでとうございます。

      それでは、失礼いたしました。
      2020/04/15
    • 地球っこさん
      とし長さん、おはようございます。
      とし長さんのレビューを読ませていただいたとき「これは!」とビビビときたんです。
      本当にいい作品を教えて...
      とし長さん、おはようございます。
      とし長さんのレビューを読ませていただいたとき「これは!」とビビビときたんです。
      本当にいい作品を教えていただき、ありがとうございました。
      まだ今も余韻に浸ってます。
      これからも何度も観ることになるだろう作品です。
      とし長さんのおっしゃるとおり、全てが噛み合い、全てのストーリーに感動する作品でした。
      OPとEDのCDとサントラ、それにファンブック……わたしも欲しいですっ。

      『すてきな地球の果て』教えていただき、ありがとうございます。
      まずは図書館に予約しました。
      こちらの図書館はまだかろうじて開館しています。でも隣市町が閉館しだしたので、すぐに手元に届くかは、ちょっとヤバいです。

      娘の心配までしていただき、ありがとうございます。
      やっと何とか二週間経ちました 笑
      娘もバタンキュー(-.-)Zzzですよ。

      とし長さんもお身体に気をつけてくださいね。
      ありがとうございました。

      2020/04/15
  • 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』や『ゆるキャン』など、質が高い作品が多かった2018年1~3月期のアニメ作品の中で
    見事覇権の座を勝ち獲ったのは間違いなくこの作品でしょう。

    今では珍しい、
    原作のない完全オリジナルアニメにもかかわらず、
    観る者を毎回泣かせて笑わせて、胸をドキドキさせて、
    最後までこの完成度を維持したのがまずスゴい。
    最終回に至っては
    よくある続編に繋げて逃げようという曖昧な終わり方ではなく、
    きっちりとこの作品の終わりを描いてくれたのには本当に感動したし、その潔さに脱帽でした。

    何かを始めたいと思いながらも、
    いつもあと一歩が踏み出せないでいた
    のんびり屋で気が小さい高校2年生の少女、玉木マリ(あだ名はキマリ)。

    南極大陸で行方不明になった観測隊員の母親を捜すため、南極行きを夢見る、
    キマリと同じ高校の同級生で、無口な美少女の小淵沢報瀬(こぶちざわ・しらせ)。

    キマリと同じ17歳だが、高校を中退してコンビニで働く
    元気いっぱいのムードメーカー、三宅日向(みやけ・ひなた)。

    北海道在住、キマリの1つ下の高校1年生で
    タレント活動をしている美少女、白石結月(しらいし・ゆづき)。

    ひょんなことから意気投合した4人の女子高生が
    周囲のイジメや誹謗中傷を受けながらも
    自分の殻を破るため、夢を叶えるため、
    不可能と言われた南極行きのプロジェクトを実現していくストーリー。


    女子高生が南極大陸を目指すという
    ハチャメチャさにまずは惹かれました(笑)

    アニメも小説も、
    やっぱ物語はそれくらい壮大でロマンがないと面白くないし。
    どうせ作り物なら夢を見せてくれないとね。

    あとは4人の少女たちのキャラが抜群に立ってる。
    4人を演じた水瀬いのり、花澤香菜、井口裕香、早見沙織といった、
    一人一人が主人公級の豪華声優たちが本当に上手かった。
    個人的には自分のことは置いといていつも明るく振る舞う日向のキャラが好きだったのだけど(井口さんの巧さも光ってた)、
    アイドル声優だとバカにしていた花澤香菜が(笑)、今作では一皮も二皮も剥けた振りきった演技をしていて妙に惹き付けられたし、
    考えを改めました。花澤ファンの方、すいませんでした!(汗)

    同じ時期に放送された傑作アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が
    これでもかと、ストレートに泣かせにくるスタイルだったのに対して、
    こちらは笑って笑ってまったり観ているうちに
    自分でも知らず知らずに泣かされてるタイプ。

    まさかパソコンの未読メールのシーンで、
    あれほど泣かされるとは思わなかったな~。
    (あっ、あと全編を彩る音楽や挿入歌がいい!)

    キマリたち4人の少女たちは
    どうやって南極に向かい、
    見えない悪意とどう戦ったのか。
    (南極を目指すと周囲に知れた日から、それを快く思わない人たちが少なからずいるのです)

    そして、少女たちは、
    夢に見た南極大陸で何を観て、何を得たのか。

    夢を叶えたあと、彼女たちはどう生きていくのか。


    アニメは好きだけどこの作品はまだ観てない人、
    チェックはしていたけど、見逃した人、
    レビューを読んで少しでも興味が湧いた人、
    はっきり言って10年に1度の傑作です。
    (豪語します笑)

    心からオススメしますよ。


    ★『宇宙よりも遠い場所』PV

    https://youtu.be/jFgvK5BzGck


    追伸
    2018年12月、ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ
    2018年最も優れたTV番組10作品に贈られる『The Best TV Shows Of 2018』に
    『宇宙よりも遠い場所』がな、な、なんと選出されました!
    600以上あるあらゆる国のテレビ番組の中から
    ニューヨーク・タイムズ紙がオススメすべき番組を選出。
    アニメだけじゃなく、
    あらゆるテレビ番組の中から8位に選ばれたってのがすごいことで快挙だし、
    しかも日本の番組で選ばれたのが
    唯一アニメ作品だったのも意義深いと思う。

  • ■タイトル

    タイトル:宇宙よりも遠い場所 [ブルーレイ全巻セット] 全4巻セット

    ■感想

    南極大陸に行く女子高生たちの青春活劇です。
    面白いです。
    青春ですが、けいおんみたいにいい人だけでなく、悪い人も出てきます。
    女子高生ならではの問題も色々出てきます。

    問題を解決しながら、暗くなりすぎず、それでいて軽くもなりすぎないテンポ
    で物語が進みます。

    最初から最後まで、面白いです。

    後半の友達や家族とのかかわり方、12話目の最後(母親との本当の別れ)の演出は
    素晴らしいです。
    あれは、泣かせに来ているの分かってても、泣いてしまう。
    それぐらい、素晴らしい演出です。
    音声をあえて最低限にして、映像と音楽で視聴者に訴えかける様は見事だと思い
    ました。

    報瀬と日向の絆である11話と、上記の12話、最終話の13話のクオリティはすごいです。
    あざとさも当然ありますが、それでも今まで見ている人間に訴えかけるものがありました。

    家に引きこもっているタイミングで、いいアニメを見たと思います。
    楽しませていただきました。

  • アニメを1クール見切ったのは初めてかもしれない、というくらいアニメ初心者なので、作画がどうとか演技が演出がとかそういうのは分からなくて、とりあえず物語としての部分について。

    陳腐な言い方だけれど大きなテーマが「友情」なのかな、というのは初めの頃からにおってきているが、前半は「ここではないどこかに行って、何者かになりたい」という青春らしい“自分探し”が(狸のように)でんと据えられていて、そんなに泣かされるようには作られていない。
    そうやって丁寧に紡いできた4人の関係性が一気に回収されるのが10〜12話だと思う。結月の友達契約書にキマリが泣き、報瀬が日向のために啖呵を切り、そういう中でそれぞれが、お互いに見て見ぬふりをしない、あえて大事なところにある種無遠慮に踏み込むという勇気を摑む。
    母を亡くしている報瀬の喪失と南極にかける思いは、その重さにひるんでしまってもおかしくないものだが、3人は手をつないで報瀬を一人にしない。報瀬の「このまま変わらなかったらどうしよう」というぽっかりあいた穴を乗り越えさせたのが、3人が見つけたパソコンであったところで、「この旅は4人じゃないとダメだったんだ」ということが深く胸に落ちる。

    というようなことを、「ハルカトオク」を聴きながら書きました。泣けた。アニメってすごい。

  • アニメにおいて最高の完成度。少女4人、目指すは南極。創作だからこそのご都合と、心理描写のリアルさが、良い具合に絡み合っている。ジュブナイルものって青臭いってイメージがあるけど、そこがうまく緩和されていると思う。

  • ここ数年の人気アニメを見て、トレンドと声優の名前の勉強をする。

    あにこれ、2018年度ランキング1位

  • <amazon primeにて>
    全13話。

    いいんだけど、ちょっとパターン、…な?
    絵もいいし、友情話も悪くないし、泣きも笑いもスムーズにまとまっている。
    舞台も「南極」とたしかに意表は突かれるが、
    それでも、何ともパターンはパターンなんだよねぇ~?
    ふーむ?、と評判ほどの感動を私は感じることができなかったなぁ~。

    高評価の中に「キャラが立っている」というのがあったが、そうだ…、まさに“そこ”がパターンに感じるところだった。
    「けいおん!」とかぶる。

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