つい、「気にしすぎ」てしまう人へ―――こころの荷物をそっと降ろす本 (王様文庫) [Kindle]

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  • 三笠書房 (2018年7月27日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 今に視点を置き、ありのままを受け入れて生きる。

    本著のポイントはここかなと思う。

    将来を想像し不安にとらわれる。過去の失敗にとらわれて不安にかられる。不安と戦うためには、今この瞬間のみに集中すること。


    頭では分かっているけれど、なかなか難しい。ふとした時に、不安につつまれている。

    なんども読み返したい。

  • 自分にも周りにも優しくなれる本。
    他人にはかけてあげられる温かい言葉を
    自分にもかけてあげよう

  • 著者の水島 広子氏は精神科医で対人関係療法の第一人者であるため説得力がある。

    「つい、「気にしすぎ」てしまう人へ」は、「気にしすぎ」という生きづらさを抱える人々に向けた、精神科医によるセルフケア本である。
    本書では、「気にしすぎ」の正体から始まり、具体的な克服方法まで、わかりやすく実践的なアドバイスが紹介されている。

    「気にしすぎ」とは、些細なことや些細な他人の言動を過度に気にし、不安や焦燥、落ち込みなどの負の感情に囚われてしまう心の状態のこと。
    著者は、「気にしすぎ」の根底には、完璧主義、自己否定、他者からの評価、過去のトラウマ、思考の癖などの心理的な要因が潜んでいると主張している。
    これらの要因を一つずつ丁寧に紐解きながら、「気にしすぎ」から解放されるための具体的な方法を提案している。
    主な克服方法としては、以下のようなものが挙げられている。
    ・「今できること」に意識を向ける
    ・問題を「小分け」にする
    ・「相手は困っているだけ」と考える
    ・心の「痛みや衝撃」は、ただ去るのを待つのもいい
    ・「不安のメガネ」を外してみる
    ・自分を責めない
    ・自分を大切にする
    ・完璧主義を手放す
    ・他者からの評価を気にしない
    ・過去のトラウマに気づき癒す
    ・思考の癖に気づき修正する
    本書では、これらの方法をさらに詳しく解説するだけでなく、具体的な例を挙げながら実践方法を説明している。
    また、「気にしすぎ」を克服するための対策例を下記の通り説明していた。
    ・マインドフルネス
    ・自己慈悲
    ・アサーション
    ・認知行動療法
    これらの心のワークは、自宅で簡単に実践することができる。

    本書から得た教訓から今日からできること
    ・まずは、自分が「気にしすぎ」だということを自覚すること。
    ・「気にしすぎ」の原因を探る。
    ・自分に合った克服方法を見つける。自己分析が重要。
    ・必要であれば、専門家の助けを借りることをためらわない。
    ・「気にしすぎ」は、誰にでも起こり得る心の悩みであると認識する。
    しかし、適切な方法で克服すれば、必ず楽に生きられるようになる。

    本書は、「気にしすぎ」に悩む人々にとって、大きな助けとなる一冊と言える。

  • ショックを受けたと認めること
    認めて衝撃が去るのを待つこと
    ありのままの自分を受け入れること
    怒っている人は困っている人
    自分の心の平和を最優先しよう。

    心の持ち様を変えていこう。
    こういう類の本にはよく書かれていることがたくさんだったけど、
    この本は読みやすくて何度も読み返したいと思う。

    ありのままを受け入れて、しなやかに生きていきたい。

  • ネガティブな色の眼鏡ははずそう。その自分の見方はあくまで自分のものでしかないのだ。眼鏡は自分で変えられる。

  • 感情は排除するものではなく共に進んでいく自分の一部。自分の心の平和にフォーカスして余裕をもつコツを教えてくれる本。
    不安を感じたら「あぁ私はいま不安なんだ」と向き合うことから始めよう。

  • 気持ちの持ち方について、ためになることも書いてあったけど、結構同じことの繰り返しの内容が多かった気がする。

  • # 読んだ目的・ねらい
    メンタルヘルスに役立てたかった。
    # 読んでよかったこと・感じたこと
    おおむね認知行動療法に近い。
    メタ認知・認知の歪みを認識する。
    後半はアンガーマネジメントの話もあり。
    # 今から何をするか
    「メンタル的にやばそう」という状態に巻き込まれない。
    一旦立ち止まれるようにする。
    やばかったらちゃんと瞑想する。
    # 3ヶ月後に何をするか・どうなっていたいか
    1日のうち、ネガティブな感情になるのを最低限にできている。
    気分の切り替えが速くなっている。

  • ありのままの自分を受け入れてあげることが、不安や悲しみに対処できる近道だということが分かった。自分を被害者にしてしまいがちだけれど、そんな自分を客観視して認めてあげることの大切さを忘れないようにしようと思った。

  • すごく読みやすかった。こういう本は読みやすさも大事じゃないかと個人的には思う。
    私はすごく気にしすぎる性格なので、とても参考になる。できるところから始めていこう。

  • 今を生きる。
    現実との綱引きをやめる。
    確かにこれは今の私が見失っている視点。

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著者プロフィール

水島広子【みずしま ひろこ】

慶應義塾大学医学部卒業・同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正などに取り組む。1997年に共訳『うつ病の対人関係療法』を出版して以来、日本における対人関係療法の第一人者として臨床に応用するとともに、その普及啓発に努めている。現在は対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表。主著に『自分でできる対人関係療法』『トラウマの現実に向き合う』(創元社)、『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』(紀伊國屋書店)、『怖れを手放す』(星和書店)、『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)、『自己肯定感、持っていますか?』(大和出版)、『「毒親」の正体』(新潮新書)などがある。

「2022年 『心がスーッとラクになる 世界の美しい文様ぬり絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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