無間人形 新宿鮫4~新装版~ (光文社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 新宿鮫シリーズ初めての1冊。直木賞受賞作ということで手を出してみた。

    飽きさせない展開で、だれることなく1日で読み切った。
    特に晶が耕二に会いに行く場面以降はハラハラドキドキが止まらず。

    他シリーズも読みたいと思える1冊。

  • 一言、おもしろかった。
    大御所の作品だと思うんだけど、中毒者の心情描写を見ていると、かなり真っ黒なノワール(黒い黒)で、絶望感がすごい。馳星周とも通じるところがあり。
    これを機会に、鮫シリーズを読破してみようかな。

  • 直木賞受賞も納得の面白さ。
    地方の政財界を牛耳る財閥と、鮫島がどう戦うかが見ものです。

  • 「仕事で疲れて疲れて、仕事以外は寝るだけの人生になってしまったときに、通勤電車などの僅かな時間に体力を使わずに楽しめて、ストレス解消気分転換になる。そんな読書がしたいときにはミステリー。まず新宿鮫シリーズが鉄板」という個人企画の10冊目。

    初めて読んだときには大興奮もので読みました。
    やっぱり、このシリーズの特色で、墜ちていく悪役が魅力的。
    あと、主人公の恋人さんが事件にどっぷり巻き込まれるあたり、
    いちばんエンタメ度は高いですね。

    ただ、再読するたびに、犯罪を犯す悪役たちの根本的な動機がやっぱり分からない(笑)。
    でもまあ、そういうブラックボックスがあるのが名作ミステリ(笑)。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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