文藝春秋2018年9月号[雑誌] [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 芥川賞「送り火」。子供の持つ(人間が原始的に持つ)ものが暴力の描写を使って生生しく迫ってくる非常に上手く書かれていて、さすがだなと思えるものでした。前半部分では、転校してきた主人公が、そこの仲間と打ち解けていくほのぼのとした情景の中に、子供らしい暴力性が書かれていてリアルに引いてしまいそうになりながらもストレスなく読めました。最後の部分で、その暴力性が一気に加速し引きずり込んで、理解の及ばない場所まで連れていかれてしまいます。そのとき自分がどのような立場で受け止めることができるのか。そういったことを試されているように感じるところがありました。
    孫正義の育英財団の話が、未来の世界を見せていただいたようで考えさせられるところがありました。

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著者プロフィール

評論家、ジャーナリスト、立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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