女が死んでいる (角川文庫) [Kindle]

  • KADOKAWA (2018年8月24日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 「女が死んでいる」
    泥酔した翌朝に見知らぬ女が自分の隣で死んでいる。部屋には自分と死体しかなく、部屋の全ての扉や窓はは内側から鍵がかけられている。これ絶対面白いやつじゃん!という始まりから、読み進めていき、最終的に面白かったけど何かもっと嫌悪感を感じる終わり方を期待していた自分にとっては少し物足りなかった。

    「殺意のかたち」
    ミスリードを誘ってるんだろうなぁと思って読んでみたらやっぱりミスリードを誘ってましたという感じ。短編だからスピーディーに読めて良かった。

    全体的に「騙されるもんか!」と思って読んでいたためなんとなくオチがイメージできてしまった。

  • なんそれ!それだけだ。

  •  どんでん返し系の作品を揃えた短編集。
    「女が死んでいる」
     二日酔いの充哉が目を覚ますと、床には血溜まりと女の死体が。泥酔していた充哉に昨夜の記憶は無く、玄関も窓も施錠されている。女を殺したのは自分なのか……?
    「殺意のかたち」
     青酸カリによって死亡した男性。彼が生前に送金した、病死の男性。2人を結ぶものは? 刑事たちは、彼らの周囲の女性たちに目を向けるが……。
    「二重露出」
     強烈な悪臭を放つホームレスが公園に住みつき、向かいに並ぶ店は客足が途絶えてしまう。経営危機に陥った蕎麦屋と喫茶店の店主の怒りは限界に達し、ホームレスに対する殺意へと変わる。
    「憎悪」
     金銭ずくで愛人契約を結んだはずの男に、麻紗美はいつしか惹かれていた。男が有名デザイナーの夫らしいと知り、悩む麻紗美。一方、そのデザイナーの息子は、義父への憎悪を殺意へと変え……?
    「殺人は難しい」
     あたしは夫の浮気を疑っている。着信履歴やメールを調べると、案の定、同じ女の名前が。あたしは包丁を買って女の住所へ……。
    「病んだ水」
     社長の地方出張中に、社長令嬢が誘拐された。身代金は破格の30万円?! 受け渡し役の社長秘書は、犯人の指示に従って登山電車へ……。
    「母性という名の狂気」
     まだ幼い娘に暴力をふるってしまう母親。我が子を愛せない葛藤とストレスの板挟みになっている様子に、夫は気付いているのか。
    「レッツゴー」
     同じクラスの男子(通称ノーキョー)は父子家庭。そんなヤツにお弁当を作ってあげようと、あたしはちょっと強引に持ちかけたんだけど……。

     読み進めて行くうちに何となく真相が透けて見える話が多かった。読んでいて疲れる作品もあったり。
     シチュエーションが面白いと思ったのは「二重露出」。でもね~、10m離れてなお耐え難い悪臭って、そんなホームレスいる??? 堆肥じゃないんだから(笑)。
    「レッツゴー」もちょっと変わっていて新鮮だったんだけど……文体が男性作家に時々ある、新井素子もどきの女子高生一人称。そして、2003年の作品とは思えない古臭い言動。 70年代の漫画じゃないんだから……。
     なんと言うか、良くも悪くも貫井徳郎らしい短編集だと思った。


  • オススメは
    二重露出と、母性という名の狂気

    殺意のかたち も、母性〜と構成似ているけど
    違う作品で似た展開のミステリーを
    読んだことがあったので結が見えてしまいました。

  • 短編集で、寄せ集め感が正直強かったです…
    表題作も結局、死んでいる理由がいまいち納得できないというか。

  • バラエティに富んだ短編集。どれもどんでん返しがあって驚かせてくれる。
    『殺意のかたち』と『レッツゴー』が特に好き。

  • *二日酔いで目覚めた朝、寝室の床に見覚えのない女の死体があった。玄関には鍵がかかっている。まさか、俺が!?手帳に書かれた住所と名前を頼りに、女の正体と犯人の手掛かりを探すが―。(「女が死んでいる」)恋人に振られた日、声をかけられた男と愛人契約を結んだ麻紗美。偽名で接する彼の正体を暴いたが、逆に「義理の息子に殺される」と相談され―。(「憎悪」)表題作他7篇を収録した、どんでん返しの鮮やかな短篇集*

    巧い!!
    全編全て異なるシチュエーションや人物像で、違う作家さんの連作??と思うほどにバリエーション豊か。そして、本当にどの作品も鮮やかなどんでん返し。唸るしかない。

    個人的に一番良かったのは「憎悪」。最初っから完全に騙されました。それぞれの切なさとやるせなさ、諦観と冷徹さの入り混じった展開もお見事。
    90年代の作品が多いのに、時代を感じさせません。秋の夜長にじっくり読みたい短編集。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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