勘違い、ときどき恋【特典付き】 (シャルルコミックス) [Kindle]

文川じみ

• メディアソフト (2018年7月25日発売)

感想・レビュー・書評

[みかんさんの感想 · 2022年6月19日]

二編収録
【勘違い、ときどき】
匂いを追うのとか痴漢辺りまではよかったけどそのあとが好みじゃなかった
先生捕まったのはよかったけど
なんで買ってしまったんだろう

【ごめんね】
痴漢行為がありえない(まあ、ファンタジーなんだろうけど)
整形うんぬんは別によかったんだけどな
まさかとは思いながら読んでたらオチがそのまさかで一気に冷めた
なんで買ってしまったんだ本当に

わたしには合わなかった

[たなかさんの感想 · 2021年8月12日]

［ふゆ side］

「勘違い、ときどき恋」。平くんが無駄に鼻がいい猪突猛進タイプストーカー入り気味という、（文字だけ見るとそうでもない気もするけど）コミカルなキャラなので、なんとなくコミカルに読めてしまうけれども、美里先輩の背景が実はかなりしんどい話で、電車に乗れなくなるのもむべなるかなというか、きついよねと……　平くんがストーカー入ってる系なので、それはそれで嫌なんじゃないかなとも思ったのだけど、平くんのもつ真っ直ぐさは良いところでもあると思うので、このふたりの場合は結果的に良い方向へ転がっていってよかったなと、心底思った。それから当然、美里先輩みたいな思いをする人がひとりでも減ればいいなとも。
　ふたりのその後は描き下ろしに続くのだけど、その結末というか、オチそこか！　という素晴らしさでした。いいキャラだなぁ。

「ごめんね」。都合 ２ 回、驚きのネタバラシがあるのだけど、その 2 回とも、読んでいて、ひええ、と、のけぞってしまった。特に最初のネタバラシがそれこそ想像にもなかったので、ひええ、でした。当初というか、前半部分を読んでいたときにぼんやり考えていたのよりも、ずっと病んでいたというか、そこまでする……的な……　『性癖 BL』に掲載された話だそうで、なるほど性癖、と、めっちゃくっちゃ頷いてしまいました。