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感想・レビュー・書評
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オードリー若林さんのエッセイ。
(私には)ネガティブなイメージのある若林さんだが、エッセイを読むとイメージを裏切らないネガティブ思考だけど、自分自身の弱さを見つめ、無理に改善するのではなく、前向き開き直るポジティブさを感じられる。
励まされるというもの少し違うけど、こんな風に考えることもできるんだな、ということに気付かされる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近YouTubeでおどぜひを見るのにハマっていて、著作を読んでみたくなった。
若い頃の話が面白い。共感できる話も多いなぁ。 -
芸人オードリー若林さんのコラム集。
人生が苦しくネガティブに物事を考え、人見知りで、できないことに苦しむ人の自分探し卒業編。
いや、実際に卒業しているわけでは決してないと思う。その中でも折り合いをつけてなんとかやっていってる人の本。
自意識過剰な内側の世界から外側の世界へ。周りを受け入れられるようになったのは、自分を認められるようになっているからだと思う。
著書の端々に、出てくる自分の意見「も」正しいと思えるようななったこと、自分の意見を尊重していいんだと思えるようになったことが伝わってくる。
この本の中で私が一番興味を持った文は
「ただ『俺はこういう生き方なんだよね』という話は聞けるが、『こういう生き方をしなくてはだめだ』だと押し付けられるのが苦手だ」
というものと
「ネガティブは、あり余る体力だ」
という部分である。
ナナメに物事を見てきた私にとってもなぜこんなにイライラしているのか、不安なのかは未だによくわからない。
この本は人生の教科書ではないのかもしれないけれど、ガイドブックとして持っていても良いのかもしれない。 -
若林さん同様に生き方音痴を自覚している自分にとっては、同感できるフレーズがたくさんあり、そのひとつひとつの飾らない表現にホッとしました。
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著者の本の番組のMCが好きで
どんな文章を書かれるのか
興味を持って手に取った。
深い優しさと、共感できる劣等感。
ヒリヒリする部分や、ほっとするところや。
落ち込んだ時には、手にとって
いいよね。落ち込んでも。
と語りかけたくなるような一冊。
お父様への愛情あふれる一説は胸を打った。 -
人を心の中でバカにしてるから自意識過剰になるんだ、人を肯定するようになれば、人から見た自分も肯定されてるに違いないんだと思えるようになるってところが、自分かもしれないと思いました。。
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前向きになりたい私は読んでよかった。
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華やかな世界にいて、仕事以外で悩むことなんてそんなにないと思っていた。実のところは、かけ離れていないところで悩んでいたんだなと。周りの評価を気にし過ぎる人間の窮屈さが詰め込まれていて、その窮屈な世界から脱出を試みる姿は、同じ世界でもがく人間の救いになっている。
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2回目の読了。
読み始めたきっかけは、帯の文言に惹かれたから。
筆者や多くの人と同じように、私自身も「自分探し」している。
奇しくも、自分を探し始めたのは筆者と同じ2010年。
ちょうど社会人1年生の時だった。
文字通り右も左もわからず、ただ一生懸命に毎日を過ごすことが正しいと信じて疑わなかった。
だって周りの人間は、みんなそうしているから。
けれど、一日の終わりに待ち構えていたのは、虚しさ。明日からも同じような毎日が続くことに対する絶望感だった。
ー 何かが違うー
もしかしたら、とっくに気づいていたのかもしれない。ただ、気づかないように蓋をしていた。俺がそんなこと思うはずがないって思い込んでいた。
だって周りの人間は、みんなそうしているから。
自分探しを始めて10年となる今年。
著書にもあるように、自分探しには体力が要る。
疲れるし、そんなことは止めて私も今を楽しみたい。本当に憧れる。
だけど、その人達と同じようにすることは俺のゲームの「攻略本」には書いてない。
もっと言えばそんな攻略本に従っても、自分という「キャラクター」をうまく操ることなんてできないはずだ。
合う人に会うような自分に「合う」日常を手に入れようとしている人には、是非読んで貰いたい一冊である。