ひとりずもう 上下巻セット (集英社文庫)

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感想・レビュー・書評

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  • さくらももこさんの「まるちゃん」時代のその後を描いたエッセイマンガ。

    さくらももこさんは周りの空気に飲まれずにぼーっとしたり暇を「ちゃんと」楽しめる少女だったんだな、と本作を読んでいて思った。
    お母さんからは心配されていたけど、周りの影響を受けやすい少女時代に、自分の心に素直に行動できるのはとても素敵なことだと思う。

    そして本作はやっぱりももこさんとたまちゃんの友情が良い。
    特別変わったところに行ったりしなくても、一緒に桜を見たりスミレを摘んだりするだけで楽しくいられるお友だち。
    そんな友人に出会えるのは奇跡みたいなことだと、尊いことだと私は知っている。

    高校を卒業したらアメリカに行こうと思っていることをたまちゃんが告げ「一緒に短大に行けなくてごめん」と言うシーン。
    そして別れが近づく中で久しぶりに2人が手を繋ぐシーン。
    なんて美しいのかと思った。

    そして、ももちゃんがたまちゃんをアメリカに見送った後、部屋でひとり泣くシーン、私も一緒に泣いた。

    30代の私が忘れてしまっていた色んな気持ちを思い起こすきっかけにもなったとても素敵なエッセイだった。

  • ちびまる子ちゃんじゃなくなったのに、ちびまる子ちゃんらしい笑いどころがあった。
    だからかもしれない。最後はじんわり泣いた。
    まるちゃん。。。

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