しあわせ食堂の異世界ご飯 (ベリーズ文庫) [Kindle]

  • スターツ出版 (2018年9月10日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • ベリーズ文庫でファンタジー物も出るということで気になってました。
    世界観というか食べ物に関する設定が、類似の調味料はあるけど現代日本のような
    調理法はしていないという、ちょっとご都合主義的な感じですが、
    ヒロインとお相手の彼についても、そんなにシビアな世界観ではないのがむしろ、
    ほんわかしたストーリー展開ですし、おいしそうだしいいかな…と。
    恋愛方面も続編が決まっていると聞きましたが、1冊でもそれなりにいい感じまで
    来ているような印象です。
    色々問題はありそうですけど、きっと幸せになれそうな予感はあるというか。
    そのあたりを続編で描かれる感じなのかな?
    となると食堂はどうなっちゃうのか、なんかも気になったりしてます。
    続編も出たら読みたいと思ってます。

  • Kindle版読了。

    皇帝の妃候補として帝国へ向かった筈が、ひょんな事から街の食堂で料理人として働く事になった異世界転生者で料理が大好きな小国の16歳王女ヒロインと、お忍び中にヒロインと出会った無口で食にあまり興味がない17歳皇帝ヒーローとの異世界飯テロファンタジーラブストーリーです。

    全体的にゆるふわな世界観です。
    魔法が存在するファンタジーな世界なのに、味噌や醤油が普通に存在するギャップが何ともいえません。
    序盤から、小国とはいえ一国の王女が護衛騎士なしで侍女と2人だけで馬に乗って1ヶ月も掛かる帝国へ向かおうとしていたのかと、ツッコミ所満載でしたが深く考えてはいけません。

    ヒロインは小国の王女ですが、日本人だった前世の記憶を持つ異世界転生者です。
    前世では父親の定食屋を手伝っていた事もあり、現世でも料理好きな王女として家族に日本食を振る舞っていました。
    ある日、大帝国の若き皇帝の妃候補として帝国へ向かったヒロインでしたが、ひょんな事から街の食堂で身分を隠して料理人として働く事になります。
    閑古鳥が鳴いている食堂でお客さんを呼び込む為に、ヒロインはランチの新メニューとしてカレーを作る事にします。
    匂いにつられて来店したお客さん達も味を大絶賛し、あっという間に行列の出来る食堂に大変身します。
    本編ではその他に、ハンバーグ、魚の煮付け、ピリ辛ストロガノフ、甘い卵焼きが登場します。
    番外編では、サンドイッチが出てきました。

    …てっきり帝国へ出立する迄、自国にある顔馴染みの食堂で料理を作るのかと思っていたら、帝国に着いてから市場で知り合ったおばさんの食堂で料理をする流れになった事に少し驚きました。
    このヒロイン、何処ででも逞しく生きていけるのではないかと感心してしまいました。

    やはりお忍びで城下を歩いていたヒーローがヒロインの料理に胃袋を掴まれ、食堂の常連客となり少しずつ仲良くなっていきます。
    …食に興味がなかったヒーローが、最初にヒロインが作ったおにぎりを好きになるのが可愛いと思いました(笑)。
    表紙でもおにぎりを口にしていて、微笑ましいです。
    しかし、そこは王族の政略結婚問題があるので、互いに惹かれてるとはいえ簡単に告白出来る訳もなく、じれ恋展開になっていきます。
    そんな2人でしたが、ラスト近くで「どうした?頁数が足りなくなったか?」と思うくらいに突然、互いの正体を明かして告白し合って将来の約束をする怒濤の展開になり、1巻が終わります。

    どうやら2巻が11月に発売されるようなので、そちらで無事に結ばれハッピーエンドになるのでしょうか。(^_^;)

    番外編は本編後の後日談で、ヒロインが試作品で作ったサンドイッチをヒーローに振る舞っていちゃラブする様子が描かれていました。

    表紙イラストは雲屋ゆきお氏でしたが、挿し絵がないのが非常に残念でした!

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著者プロフィール

なろう出身作家。ビーズログ文庫『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』、MFブックス『完全回避ヒーラーの軌跡』等既刊多数。

「2023年 『回復職の悪役令嬢 エピソード3 ユニーク職業〈聖女〉クエスト・上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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