フィッターXの異常な愛情 (小学館文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ドラマのような展開のラブコメディ。
    主人公とメインキャラクターは固定されており、毎回異なるゲストが登場、ランジェリーという切り口で毎回の困難を解決する。
    人生もブラも山あり谷あり。その曲線こそが素晴らしい。

    この物語を通して、ランジェリーの奥深さに触れ、普段は気に留めないその形状や質感、選んだ理由が気になるようになった。女性と接する際には、もう少しその辺りに注意を払いたい。

    タイトルは微妙だが、物語は嫌味なく、ほっこりとした読後感を残す。主人公と年齢が近いこともあって、共感できる悩みがいくつかあった。
    僕もブラジャー使ってお悩み解決したい。

  • もっぱらブラトップとネットでノンワイヤー購入してばっかなのですが辞めよって思った..

  • ランジェリーを介して、という
    ちょっと面白い切り口
    サラリと読めるけど
    しんみりしたり、ちょっと希望がわいたり…
    ポジティブになりたい時再読しても良さそう

  • たまたま入ったランジェリーショップをきっかけに、山あり谷あり、、でも幸せな方向へ進んでいくドラマのシーンが思い浮かぶような小説でした。

  • 面倒な契約先へ打ち合わせに向かう途中、主人公の颯子は大変なことに気づいた。今日、ブラをしていない。
    古びた雑居ビルの地下一階、乙女チックなランジェリーショップに颯子が飛び込んだのはそんな理由だった。待ち受けているのが男性のフィッターだとも知らずに――。


    ジャンルはお仕事小説。
    自分にぴったりの下着を選んでもらい、そのおかげで仕事や恋愛がうまく行く王道展開。しかもその立役者は男性フィッターというポイントで意外性を出そうとしたのだろうが……実は似たような漫画を読んだことがある。

    前例があったせいでインパクトが薄く、お仕事小説でこんなツッコミは野暮なのだろうが"ご都合展開"も多く、ただ淡々と読み終えた。
    文章のテンポは◎。

  • サイズなんてもう何年も計ってないし下着なんて安いのでいいやって思ってたけど、下着ひとつでこんなに人生変わるんだね。自分も「これだ!」って思える下着に出会ってみたい。あと体形で食生活やら不摂生がわかるなんてびっくり、気をつけよう。。

  • そこまで人生に食い込んでくるものでもないだろうと思いつつ読んでいたけど、色々な出会いがあり、自分の本当の気持ちもしっかり見つめられるようになってハッピーエンド。きっと、その後の仕事もうまくいきそうで気分良く読み終えた。

  • さらっと読めて、けれど萎れた心に元気が湧いてくる。下着の絵や写真はなくても、描かれる下着を想像するだけでうれしくなる。
    ちょっと元気がないとき、イライラしているとき、この作品を読んでみてほしい。

    途中、主人公が新しい恋を……!?という展開がある。そこでの彼女の選択が、理由がとてもスカッとできる。

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著者プロフィール

1979年北海道札幌市生まれ、在住。2008年第7回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞し、2010年『自縄自縛の私』(新潮社)を刊行しデビュー。そのほかの著書に、『凜』(講談社)『エンディングドレス』(ポプラ社)『共謀小説家』(双葉社)などがある。

「2023年 『窮屈で自由な私の容れもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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