Kindle Unlimited版読了。
料理上手で特技は習字だけど、自分に自信がなく自己評価の低い26歳地味系OLヒロインと、ヒロインの勤務先の社長で女性との噂が絶えないロシア系クォーターの美形ヒーローとのシンデレラオフィスラブストーリーです。
111Pの作品です。
挿絵付きです。
地味系女子とハイスペックイケメンヒーローとのラブストーリーは純愛の空気がするので、大好物です。
ヒロインは眼鏡を掛けた地味系OLですが、ひょんな事から女性との噂が絶えないロシア系クォーターの美形社長ヒーローに和食中心の手作り弁当を食べて貰った事がきっかけで、2人の距離が近付いていきます。
…初めてヒーローにお弁当をご馳走したお昼休みにベロチューされて指○ンでイカされて、翌日のお昼休みには屋上で初H展開って…。
流されすぎなヒロインです。
初体験が青姦で良いのか?
とにかく展開が早いというか、ヒーローの手が早くてビビりました。(^_^;)
ヒーローが財布にゴムを入れているのも用意周到というか、普段からチャンスがあったら他の女性も美味しくいただいているのか?と、疑惑の目で見てしまいました。
ヒロインの反応もSJにしては慣れてる感じで(単に強引でH上手なヒーローに流されてるだけかもしれませんが)、「…今作はTL小説ではなくて官能小説なの?」と思ってしまいました。
ヒーローと恋人同士になってもやっぱり自分に自信を持てないヒロインは別れを切り出すのですが、意外とヒロインに本気だったヒーローが別れ話を拒むのは好感度が上がりました。
ただ、言葉で話し合うより先に、体で話し合おうとする肉食系ヒーローには引きまくりでした。
ヒーローは以前からヒロインに片想いしていたと告白してくれるのですが、…手を出す前に先に告白するべきだと思うので、明らかに順番がおかしいヒーローです。
「料理がうまくて、社内文書の代筆をまかされるほど字がキレイで、物腰がやわらかく、人当たりもやさしいから来客からの評判もいい。ひかえめな笑顔は可憐な花に似て、とても愛らしい」
この台詞がヒーローから見たヒロインという事で、自分では地味系だと思っていたヒロインですが、ヒーローには清楚系に見えていたという事ですね。
ヒロイン視点だとどうしても完璧ヒーローなので、ヒーロー視点を読んでみたかったです。
読み終えて、色々と策士系ヒーローだった事は分かりましたが、本気の相手との初Hに屋上で青姦をするヒーローはやっぱり嫌だ…と遠い目をしながら思いました。
2人の仲を割こうとする恋敵が登場する事もなく、始終ヒロインの「ヒーローには釣り合わない」という後ろ向きなイジイジとした思考でストーリーが進むので、読んでてイライラする人もいるかもしれません。
H描写は過激で好みでした。
そういえば、ヒーローの年齢が不明でした。