映画大好きポンポさん2 (MFC ジーンピクシブシリーズ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2冊目、開始早々の見開きオープニングタイトルバックが良いね▲アクション超大作続編の「PART2」監督オファーが舞い込んだ!潤沢な予算と豪華な現場にびっくりだったが…▼プロフェッショナルなお仕事をするか?シネフィル(映画狂)でいるか?ここは現実ならぬニャリウッド‼テクニカルに走りロックしようが、今回も見せたい相手はポンポさん。こりゃあ責任を取ってあげるしかないよね。ペーターゼンさんの言うことがこの世界の真理なのだから。修行、仲間との協力、ミスティアの頑張り、滾るバトル!構図良しで大興奮(2018年)

  • シーンくんやらかし巻。

    ジーンくんが2本目の“商業”映画を手掛けてやらかしたり、
    そのせいでペーターゼンフィルムをクビになったり、
    ホセだったり、
    本当にペーターゼン・フィルムを辞めたり、
    新しい映画を撮ったり。

    ジーンくんはやらかしてるんだけど、ポンポさんが微妙に楽しそうに見えたりもする。
    誰かの真似であっても、やはり原初に当たる完全オリジナルの物語は存在するのでは?
    まぁ、その原初の物語も現実を元にしてるとか言い出したらキリがないのだけど。

    てか、ジーンくんは周囲に恵まれすぎてるよね。
    一種のなろうだよ、やっぱり。
    元々なろうってのは「小説家になろう」から発生した言葉ではあるのだけど、境遇がなろうだよ。
    ポンポさんの持論通りに世界が進み、ジーンくんの超幸運な環境によって物語が成立する。

    「トライ&エラー」じゃなくて「トライアル&エラー」なのでは?
    舞台が外国(おそらく英語圏であるアメリカ)なのに。

    フランちゃんの3本の映画解説に誤字。
    「小国の姫君だったこと発覚する」→「小国の姫君だったことが発覚する」だと思われる。

    《人物》
    ジーン・フィニ:
    映画のことになると無茶苦茶をする監督。
    『 MAX STORM 2 』『 LOVE・Begets・LOVE 』の監督。
    気に入らなければ売り物にならない編集をするし、
    自分の撮りたい映画のためなら土下座だってする。
    プライドに興味のない人間の土下座に価値なんてないんだけどな。
    無茶苦茶させてもらえることに感謝しなよって思う。
    つい先日までアシスタントでしかなかったんだぞ?君は。

    ホセ:
    ジーンくんの仮の姿。
    表向きはペーターゼン・フィルムを辞めたけど本当は辞めてないよって姿。

    ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット:
    ポンポさん。
    ジーンくんに超絶迷惑をかけられるけど許しちゃう。
    とはいえ腹が立つのでジーンくんを潰すための映画を製作する。

    コルベット監督:
    ジーンくんに超絶迷惑をかけられるけど許しちゃう。
    『 Lunch Wagon 』の監督。
    『ガールズ&パンツァー 劇場版』は、あまりにも周回しすぎて「流石に今回は敗けるかと思った」という感想が出るくらいの映画。

    ミスティア:
    自分のスタジオを持てた(準備中)女優。
    『 LOVE・Begets・LOVE 』の主役。
    自分の映画のためなら全財産を投入するし、金持ちに頭も下げるプロ。

    ナタリー・ウッドワード:
    順風満帆な女優。
    『 LOVE・Begets・LOVE 』のヒロイン役。
    映画バカばかり出てくるこの漫画の中での常識人枠。
    現在はドラマに出てるのだけど、やっぱり映画に出たい。

    ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ペーターゼン:
    ポンポさんの爺ちゃん。
    ホセを匿う。

    ウェズ・G・マクティアナン:
    映画プロデューサー。
    VFX とか使いまくる映画を製作する。

    レオン・ポールウェイド:
    人気のタフガイ俳優。
    『 MAX STORM 2 』の主役。

    クリスティア・ロックウェル:
    売り出し中の若手俳優
    『 MAX STORM 2 』のヒロイン役。

    フランチェスカ・マッツェンティーニ:
    女優志望のレストラン・ダイナーのウェイトレス。
    『 Lunch Wagon 』の主役。

    ユーゲン・マイルスジャック
    売れない役者のレストラン・ダイナーの雇われ店長。
    現状、役者だけでは食っていけない。
    世の中は無常である。

    マーティン・ブラドック:
    伝説の世界一の俳優。
    『 Lunch Wagon 』のサプライズゲスト。

    《映画》
    『 MAX STORM 2 』:
    VFX とか使いまくりの超人気映画の続編。
    ジーンくんのやらかしで危うく破綻しかけた。

    『 LOVE・Begets・LOVE 』:
    邦題は『おいしい私革命』。
    社会に疲れた姉と引き籠りの妹がケーキ屋を経営する物語。
    ジーンくんが脚本も描いた。
    黒髪のミスティアさん。

    『 Lunch Wagon 』:
    邦題は『恋人たちのクランク(はーと)イン』。
    レストラン。ダイナーを舞台にしたドタバタコメディ。
    何故か『 Lunch Waggon 』と描かれているコマもある。
    どちらが正しいか不明だけど、おそらく "Waggon" は誤記。

    《施設》
    スクリューボールスタジオ:
    ウェズさんの映画スタジオ。

  • 黒髪ミスティアは正義なんだよなあ。映画へ一直線のジーン君のプライドのなさも凄い(褒め)けど、1巻では分からなかったミスティアさんの思いも見れるのがお気に入り。

  • コルベット監督「ジーン君はきっとどこまで行ってもただの映画ファンのまんまだよ。それがいいんだ」「ファンっていうのはファナティック、熱狂的に好きってことでしょ。あらゆる創作物は好きって感情から生まれる。映画もまた然り。常軌を逸した好きが常軌を逸した作品を生む。好きの詰まってない映画なんて存在する価値がないよ。だからジーン君は映画ファンのままでいいんだ」

    ペーターゼン「わしの知る限り飛び抜けた映画を撮る監督ははた迷惑な奴ばかりじゃったぞ。まともな奴はまともな映画しか撮れんからのう」「映画監督なんて人間として全部間違っていてもよい映画を撮れるという一点において正しければそれでいいんじゃ」

    ポンポさん「すべての物語は過去の物語の影響を受けて創られたものよ。最初はモノマネでも書いていくうちに嫌でも個性は出てくるわ」「もし『完全にオリジナルな物語』なんてものがこの世に存在すると思ってる奴がいたら、そいつはただの無知かバカね」「君も映画監督なら憶えておきなさい。フィルムに焼き付いた制作者の魂は時を超えて血統のごとく次の世代に受け継がれていくものなのよ」

    ポンポさん「脚本を書く、つまり物語を作るときに最初に決めるのは『舞台』と『感情』よ」「ドラマを生むのは人ではなく感情」「たとえば、戦場(舞台)×信じる心(感情)、この2つの要素だけでもうドラマが見えてくるでしょ?」「他にも、病院(舞台)×愛する心(感情)、みたいな感じね」「こんなふうに舞台と人物だけじゃまだちょっとドラマになる要素が足りないでしょ? 学校(舞台)×ジョナサン(人物)」

  • 一巻より好みだこれ。ジーンくんの自我があって、周りの人も自分の意思で動いていて。物語が好み。

  • ジーンが我を出してて1巻より好きだ

  • 2巻は大衆性というテーマで、落ちが神がかっていました. ある意味ラスボス登場というか

    表紙は「ゴッドファーザー part II」だと思いますが、映画の観客席にも見えます

    天才たちが持ち技を発揮、というだけでなく、2巻では女優のミスティアさんが諸方に頭を下げてプロデュース業するのが良かったです

    超人の無双でなく「いきなり初めてのことにチャレンジするけど、それは以前から密かにやりたいと思っていたことだった」という活躍のさせ方があるんだな、と思いました

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著者プロフィール

漫画家。株式会社プロダクション・グッドブック所属。

「2021年 『映画大好きポンポさん3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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