ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫) [Kindle]

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  • 昨年「7」でシリーズファイナルを迎えた
    ビブリア古書堂シリーズの7年後。栞子さんと大輔さんは
    無事に結婚、生まれた子どもの名前は「扉子」。そういう
    布陣でスタートした後日譚なのだけど・・・。

    実際には「母が娘に過去を語って聞かせる」という形で展
    開するこれまで同様の連作短編(^^;)。まぁ、卑怯だと言え
    なくも無い手法なのだが、これまでとテイストの同じ「本」
    にまつわるエピソードを読ませてくれる、という事実に対
    してホッとしている自分が。まぁ、好きなんだよね、この
    シリーズが(^^;)。

    特に面白かったのが、まさかの「ゲーム雑誌」を取り上げ
    た2話目。高尚な文学作品から、この手のジャンルまで差別
    せずに掘り下げるのが三上延の真骨頂。各種の「本」が好
    きな人なら絶対に引き込まれる世界をキッチリと構築出来
    るのは、この作家だけが持っているモノだと思う。

    かなり大変だったシリーズ本作が終わっても、こういう形
    で「続き」を読ませてくれるのは本当に嬉しい。以降も無
    理せず、丁度良いペースで新たなエピソードを書いてくれ
    るといいな、本当に。

  • 時代設定は栞子さんと大輔さんが結婚してから7年後。その7年後のお話ではなく、そこから7年前の結婚直後を、娘の扉子ちゃんと振り返る構成。 前シリーズの後半と比べると内容は少し緩め。巻が進むにつれて内容が濃くなることを期待。

  • 「責任なんて一人で背負わなくてもいいじゃない。一緒にいる人がそれぞれできることをすればいいんだから。家族ってそういうものよ」

    当たり前のことですが、文字にされると、改めてはっとさせられました。少し距離を置いて客観的に文字で見ると、すとんと腑に落ちることがあるのだと思いました。

  • 超久しぶりのビブリアシリーズ、1stシーズンが終わって栞子さんと大輔君?だったかが結婚、子供が生まれた後の話。なんだけど、子供に話して聞かせる態で内容的には今まで同じ、古書にまつわるトラブルを栞子さんが解決する話。本好きとして本薀蓄はとっても楽しいので、久しぶりで登場人物忘れていたけど、さらーっと楽しく読めました。

  • 2022.03.由紀子は,病状の悪化した父から,かつて銀行強盗をした弟に「からたちの花 北原白秋童謡集」を古書店で購入して届けて欲しいと頼まれる.由紀子が幼い頃に聴いていたからたちの花は,父ではなく叔父が歌ってくれていたことが分かる話.くも膜下出血で亡くなった著名なイラストレーターが生前に「俺と母親との思い出の本」と話していたというが,その本が分からずに栞子と大輔に見つけて欲しいと依頼が来る.その本は,ゲーム好きで困っていた母親がピアノに興味を持ってもらおうと送った「ファイナルファンタジー5Ⅴピアノコレクションズ」という楽譜であったことを導き出す話.橋の下で暮らしていた志田がいなくなった.いつも一緒に本の話をしていた高校生の奈緒は,1歳年下の紺野の提案で志田の行きつけの古書店などを探し始める.受験生の奈緒が勉強もせずに探しているという話が志田に伝わり奈緒に連絡がくる.橋のそばに住んでいる紺野が一緒に本の話をしたくて佐々木丸美「雪の断章」を購入して奈緒に近づいていったことが分かる話.孝二は,故人のコレクションを買い取ろうとするが,すでに故人の息子がビブリア古書堂に持ち込んだ後であった.孝二は,故人の息子のふりをしてビブリア古書堂から高値が付く内田百聞「王様の背中」特製本を盗み出す.しかし,大輔に見つかり,罪を認め自首するという話の4つの話.栞子がやはり本好きの娘の扉子に過去の話を聞かせるという設定.このシリーズは面白いね.

  • 扉子と不思議な客人たち(扉子の存在と大輔の成長)

  • シリーズの数年後のストーリー。今回は栞子さんの視点から描かれてて新鮮だった。古書にまつわる話はどれも魅力的。このシリーズのおかげで古書店のショーウィンドウに出てる古書とか眺めて「どんな人が手にするんだろうな?」って妄想するようになって楽しい。値段とか何十万もするのあって、しかも昔の字で読めなさすぎて僕には縁遠いのだけど。シリーズ終わったとばっかり思ってたんだけど、ここからまた続きそうなので今後も楽しみ。

  • もともとのシリーズは、大輔という本が読めないのに古本屋になった店員さん目線で書かれていた。7巻で完結したと思ったら、続きが出ていたんだね。最近平積みになっているのをみかけ、あぁ続編が出たんだと思っていたら、新シリーズの2巻。なので先にこちらを読むことにした。

    このシリーズは、大輔の視点ではない別の登場人物たちの視点で語られるそうな。前のシリーズ、読んだのだいぶ前だからなんとなくしか記憶になく、この人、どういうエピソードがあったんだっけ?というところも多々あった。でも本にからめたミステリはやっぱり楽しい。著者自身の本が好きという気持ちも伝わってくるようでね。『雪の断章』とか内田百閒の本とか、ちょっと読んでみたいと思ったな。

  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫) Kindle版 出版されていたのは知っていたが、電子書籍にするか紙にするか悩んでいた。どちらでもいいから早く読んでおけばよかった。新しい登場人物を迎えて、主人公たちの日常がよりいきいきと描かれる。

  • ビブリア古書堂の事件簿の番外編。栞子の娘に聞かせる、第1シリーズのサブストリー。あるいは、後日談。
    本好きなら、安心して楽しめる娯楽。

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著者プロフィール

『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが累計700万部を超えるベストセラーとなる。同シリーズで、文庫作品初の『本屋大賞』候補、『本の雑誌』が選ぶ「この40年の書籍 第1位」に選ばれるなど、幅広い層からの支持を集める。

「2022年 『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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