さくらん [DVD]

監督 : 蜷川実花 

出演 : 土屋アンナ  椎名桔平  成宮寛貴  木村佳乃  菅野美穂 

• TCエンタテインメント

感想・レビュー・書評

[らじヲさんの感想 · 2025年3月2日]

つまりは（土屋アンナ＋安野モヨコ＋椎名林檎）×蜷川実花って映画でした。映画館でそれなりのお金を払って観たら残念な気がするけれど、サブスクなどで課金をせずに観るには悪くない。内容はエグくもないし、サバっとしてるし。

土屋アンナさんはまぁこんな感じだろうと思うけれど花形花魁役の菅野美穂さんの演技が酷くて、その点が一番の驚きでした。菅野さんにはドスが効いたオーラ溢れる大人の女性役はまだ早かったのかも。
ｂｙ太郎

[えんさんの感想 · 2019年5月9日]

原作未読。
アマゾンのレビューを見ると土屋アンナがとにかく不評みたいだが、ビジュアルがモヨコ絵にぴったりだと思う。
イメージ的にも椎名林檎や蜷川実花は素晴らしいチョイスだと思うけど…不思議と面白くないのだ。
多分原因は脚本で、お話というよりも、花魁について調べたら大体こんな人生みたい…という中学生のレポートのようだった。あとキャラが物凄く浅い。
最後は白昼夢だろうか。爽やかに見せかけて、とても不穏な終わり方だった。

こういうジャンルの映画をほとんど見ないから、女性の裸体、特に乳房のアップ、濡れ場が割とがっつり映っていたのが新鮮だった。
メイン女優3人（土屋、菅野、木村）も裸になっているが、モデル体型というか、体が貧相で興奮できない。

廓経営者の妻役の夏木マリが、湯婆婆の時よりもいけ好かない感じに磨きがかかっていて良かった。

著者プロフィール

写真家、映画監督。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映像作品も多く手がける。監督作品、『さくらん』『ヘルタースケルター』『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』

「2022年 『花、瞬く光』 で使われていた紹介文から引用しています。」