仕事にしばられない生き方(小学館新書) [Kindle]

  • 小学館 (2018年10月8日発売)
3.69
  • (5)
  • (11)
  • (8)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 127
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (237ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この著者はメディアにも出ていて 物事をハッキリいうので結構好きです。

    漫画も面白くて 文章はどうなんだろうと読んでみました。

    半生など知らなかったので こういう事があったから こういう方向になったのですね。
    という感じです 結構合点いきながら読みました。

    自分が生きてきた世界感を振り回して他人を傷つけるというあたりは 自分のまわりでも 起こってる事だし 今の世界でも起こってる事。
    自分が正しいって 思い込んでる人に 読んで欲しいなぁと 思いました。

    著者は流れに乗って こだわらず生きてきたから今日があるので、それを真似できる人は やってみるのも 面白いと思いました。

  • ハウツー本ではない。シングルマザーでお金に関して綱渡りな母親の生き方の影響を受け、けっこう壮絶なイタリア留学時代を経て、幸せとは?お金とは?とヤマザキマリさんの貫いてきた生き方について記されています。
     どこへ行っても生きられるという強さを感じます。広い世界をみて、暮らして、イタリア人の夫、息子、義母から日本人なら普通だよねという価値観を変だと言われているヤマザキさんの考え方は多様性に富んでいて、(アメリカのエリートの大変さを真似できない)まさにメトロポリタンって感じでした。

    我々が当たり前だと思う価値観は当たり前ではないことを気付かせてくれます。

  • アルバイト時代から含めて、両手でも足りないぐらいの仕事を経験してきたので、それでいい(好きなことをやってる)と思いながらも、1つの仕事(会社)を続けられないことに自己嫌悪になることもあったとき、このタイトルを見て自分を正当化できるかと読みました。

    ヤマザキマリさんの他の本と重なる部分も多く、内容も文体も、精神的に弱ってるときにはちょっとキツかったです。(励まされるタイプの本ではない)

    「潮目が変わる時を見逃さない」

    ここは自分にも当てはまる部分でした。

    「テルマエ・ロマエ」ができるまで、の部分は純粋に楽しめ、マンガも小説も、編集者さんって偉大だな、と改めて思いました。


  • ヤマザキさんの幼少のお話からのお金に関しての価値観や留学してからの人生観、結婚してからの仕事に対する考え方などをどこまでも真摯に書かれている本でした。
    普通のエッセイとかではなく、本当にお金の問題や日本人としての考え、日本人の仕事の仕方とかも考えさせられるきっかけになったと思います。本当に幼少からの経験や留学時代の経験が壮絶で、ヤマザキさん人生が紆余曲折だった事が分かります。
    あのローマの男の人を題材にした有名なお風呂マンガの原作者とは、知りませんでした。日本から飛び出て色んな経験をしてからこのあの作品が生まれたのだと、読んで実感しました。そして、日本のお金に関して信用で成り立たせよう文化。その業界の実態を知らなかったので、読んでから「確かに、おかしいかもしれない」と考えるきっかけになりました。
    あとお金って本当に人の感情を左右する程の力があるから、周りの人の目とか関わり方とか変わってしまうのが、個人的に寂しいし…少し悲しいと感じました。今まで築き上げてかた良好な関係だった友人知人達が、お金ひとつの出来事で破綻していく。それまでの道のりを一撃で破壊していくって事が、恐ろしくなりました。この本でお金は恐ろしいものだけど、無くては生きていけない。でも、そこまで縛られずに生きていかなくても良いんじゃない?これしかないって思って生きなくても、自分に対して心や身体などが壊れるぐらいの仕事であれば次に目を向けても良いんじゃない?と問いかけてくれてるようでした。自分自身、かなり辛い時にこの本を読み始めました。すらすらとは読めなかったけど、自分の内面を含めて考えるきっかけを作ってくれて感謝したい本だなって思いました。

  • 前作に追記したような内容でした。

  • テルマエ・ロマエを描いた漫画家の半生を通して学んだお金への価値観、仕事への向き合い方、生き方が書かれた本。
    人生はお金ではなく、自分が本当に大切だと思うものを考え抜いて、それを守っていくこと。
    自分が大切だと思うものを考えていないと他人の価値観やお金に支配されてしまう。
    もっと自分にとって何がたいせつか、何をしているときが楽しいのか突き詰めて考えていきたいと思わされる本。

  • あんまり考えすぎずにいい波が来たら乗ってみればいいのかな、と思わせてくれる。続けるのは大事だけど、潮目が変わる瞬間というのはある。つらい時期もある。そういう時はとりあえず風呂!

  • ヤマザキマリさんによる、(小学館新書での)School of life第2弾。めくちゃエネルギッシュで自分とはタイプが違う方だから部分的に流し読みしてしまうけど、「大自然や芸術の素晴らしさに自らを守ってもらって生きて行ってほしい」という部分はとっても共感・同意するし、素敵な言葉をもらったなぁと感じる。芸術って最高だよね。/生きることは、自分が本当に大切だと思うことを大切だと言い続けるための闘い

  • 前作も読了。
    前作が強烈に印象に残っていたので、あれ、同じ内容?と思ったが後半は仕事との向き合い方•人や環境との向き合い方について書き加えられていた。
    マリさんの言葉はいつだって現実的で、伝えたい人への熱量を感じて好きだ。
    明確に表現はしてないけど、死ぬ程さまざまな事を勉強された方だと思う。
    まだまだ彼女の本を読みたい。

  • ふむ

  • どんな仕事をしようと、私の核にある本当に大切なものは、そんなことくらいでは揺るがない。不本意な目にあって、くじけそうなときこそ、強く、そう信じる。
    私の中にいるもう一人の自分が役立つ。もっと俯瞰して考えよう。人生にはこういう時代もある。そしてそれはきっと無駄にならない。

  • 同い歳の作者がどのように生きてきたのか、興味深く読んだ。そして海外での生活に興味を持っている娘に誕生日プレゼントとして渡した。

  • 「テルマエ・ロマエ」の作者の半生記。本当に自由に生きるということ。すばらしくうらやましい。今からでもできるかな。

  • これまでに読んだ話もみられるけど、今まではさらっと流されていた部分を濃く書いたり、見方をかえてみたりと、新鮮な気持ちで読み進められた。イタリア時代の苦労は、けっこうたいへんなものだったんだね。読んで元気になる本だ。この人のマンガ。しばらく読んでなかったけど、またあれこれ読んでみたくなった。でも、プリニウス。新潮45の休刊で、しばらく発表できないみたいだね。これは切ない。

全14件中 1 - 14件を表示

著者プロフィール

訳:ヤマザキマリ
1967年東京生まれ。北海道育ち。漫画家・文筆家・画家。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェ国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を学ぶ。1997年、漫画家としてデビュー。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカなどで暮らし、現在はイタリアと日本を往復する。2010年、古代ローマを舞台にした漫画「テルマエ・ロマエ」で手塚治虫文化賞短編賞、マンガ大賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ章綬章。著書に「ステーブ・ジョブズ」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」、「望遠ニッポン見聞録」「国境のない生き方」「ヴィオラ母さん」「ムスコ物語」「歩きながら考える」など多数。

「2023年 『だれのせい?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヤマザキマリの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×