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感想・レビュー・書評
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読んでいて驚いたのは最後の後書きに記載の著者の経歴。ネタバレになるが中卒だそうですがそれでも結果を残して立派なキャリアを築かれています。
内容は基本的ですが重要なことが書かれており、マーケティング寄りのキャリアの人にはより響きより刺さると思います。
マーケティング施策は4P(製品・購買喚起・販売チャネル・価格)
推奨本
売れるもマーケ、当たるもマーケ
グロービスMBAマーケティング
コトラーのマーケティングコンセプト
競争戦略論1-2
数字による検証が強くなると、クリエイティビティが否定されるという懸念は数字が悪いのではなく、数字の活用の仕方が悪い。例えば、ソフトバンクは何事も政策の成果を定量的に検証する組織文化が根付いていますが、広告コミニケーションのクリエイティビティーも見事に両立しています。
2014年4月に資生堂の社長に就任した魚谷雅彦氏はまさにマーケティングに強いと言う期待に基づいて選ばれた経営者でしょう。形として重点投資すべき事業や各種戦略の優先順位づけができ、マーケティングもその選択肢の1つとしてフラットに判断できることです。
自分が業績や給与変動の激しい狩猟型かじっくり取り組む濃厚型か見極める。
30代中盤以降の転職に関しては前職の企業のブランドがものを言う可能性がある。なぜならばそのレベルの会社からしか声がかからなかった人と言うステレオタイプな見方をされる傾向が強くなるから。また年齢が上がっても年収が高くないと言う事実のみで仕事のレベルや実績を評価すると言う冷たい現実を理解する必要があります。
自分の専門領域がコモディティー化していないか常に見極め足りないスキルと経験を補う。
40歳以降の転職はマネージメントスキルとヘッドハンターから声がかかるような実績を出しているかが重要になる。
キャリア構築がうまい人とは世間体やブランド力で会社や仕事を選ぶのではなく、常に次の次を見据えて選択できる戦略を持った人です。また間違った選択を早期に修正できる
大切なのは自分のスキル特性を知って磨くだけではなく価値観や気質のようなものを知り、それに適した環境に身を置くことです。
ある年齢を超えてきた時、幸せの成否を分けるのは自分なりの幸せ(と同時にストレスフルで避けたい状況)をしっかりと定義し、その基準に沿った選択をし快適な仕事関係を実現できているかどうかです。
成長のための適切なストレスは必要ですが、ミスマッチな環境が引き落とす心身を壊すようなストレスは避けるべきです。
若いうちは自分の価値観や特性を知ることは難しいものですが、ある程度の経験を積んだ後は楽しく成長できて成果が出た局面と、辛くストレスが溜まり成果が出なかった局面を対比すれば自分の特性もわかるはずです。その直視を邪魔するのは自分のつまらないプライドだったりします。
自分の憧れと実際のギャップが大きすぎる人は不幸になりやすい。加齢とともに自分の持っている才覚、時間、制約などを冷静に見極め取捨選択して自分が成果を出せて幸せに感じられる環境うまく探そう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マーケティング業務におけるキャリアモデルや戦略的にキャリアを構築するための考え方について学ぶことができた。
1つの会社で働き続けていると、社内評価制度という制約に縛られてしまうが、労働市場での市場価値を定期的に把握することが重要だと学んだ。 -
マーケティング業界に限った内容の本ではあったが、自身のキャリアについて戦略的に考え、計画を立てることの重要性を感じた。また、アラサーでのキャリア構築の必要性や転職のタイミングなど、マーケティング職でなくても参考になる情報は多い。
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実際、マーケティングの人として働くってこんな感じかなーってイメージ掴めた。私もマーケの人ではあるんだけど
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「マーケティング」という幅広い領域に関するキャリアの作り方を、丁寧に紐解いてくれていてとてもありがたい本。次のキャリアを考える大きなヒントになりました。