ほしとんで01 (ジーンLINEコミックス) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 10
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感想・レビュー・書評

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  • ”新入生は学校側が決めたゼミを受講する”と言う規定がある芸術大学に入学した主人公はそこで『俳句』を学ぶゼミに振り分けられる。ひとクセもふたクセもある同期、先輩、講師に囲まれ、俳句という未知の物を学んでいくことになる、というざっくりあらすじ。


    とりあえず一巻を通して読んでみての感想は、じんわり面白い良作!って感じ。

    「季語入れて決まった文字数にイイ感じのテキスト入れるやつでしょ」くらいにぼんやりとしか分かっていない『俳句』について、学校側から『俳句』を学ぶことをある意味強制されてしまった主人公たち(初心者)と一緒にゆっくり学んでいけると言う学習コンテンツのような作りになっていて、読みながら「へー!」になること屢々。

    へー!になるポイントは多々あったけれど「みたものをそのまま描写するのではなく、それを見てどう心が動いたかを書き記すもの」(意訳)と言うところに今月イチの「そうなんだ!?」が出てしまった。



    同期から感情サイボーグと揶揄めいた言葉をいただいてしまうくらいに感情が凪いでいる主人公、その主人公に”溺愛”に近い感情を向ける顔面もイケてて実力もある有名人の身内、変わり者だが的確な指導をする講師、見た目で判断され窮屈な思いをしてきたり、創作する人種特有の自己肯定感ジェットコースターな同期たちなど、見慣れすぎて既にテンプレ…と言うような人物配置だったのでどうなることか…と一瞬不安になったんだけど、今のところそれがネックになって「へっ!(苦々)」みたいになることもなく、むしろ好印象。

    一巻の段階でもうだいぶ打ち解けてはいる感じだけど、ゼミに振り分けられた面々が俳句の勉強を通して徐々に仲良くなっていく様も楽しめそうなので、そこも期待。

    みんな思ってるだろうけど、春信くんがとても可愛いですね。
    あと、エレファントがカシマシしてるみたいな先輩。

  • さちなおすすめ。短編漫画。みなヘタレな美大生 笑
    個性際立つ人が多い芸術学部――その中でも尾崎流星(18)が入ったのは、強烈な生徒ばかりの「俳句ゼミ」で!? 切れ字って? 季語って? 淡々とした性格の流星と濃ゆ~い俳句ゼミメンバー俳句は果たして上達するのか。

  • 俳句ゼミ★★★★★

  • こういう話は好きなんだなきっと。羊蹄ってぎしぎしって読むの初めて知った。

  • 1巻をUnlimitedで読んで既刊3巻まで購入。掛け合いのテンポが好き

  •  大学の芸術学部を舞台に、新たな創作の道を歩み始めた新入生たちの様子を描く、本格俳句漫画。
     講師とゼミ生たち、丁寧に描き込まれた個性的な面々と、まったりとした緩い雰囲気が絶妙に絡みつつ、俳句初心者でも気負いなく楽しめるシリーズ。
     全体を通し、作風に併せて穏やかな進行で気軽に読めるものの、創作や芸術に触れる者の障壁や葛藤なども盛り込まれており、適度な味付けとなっている。

  • 作者さんの言い回しというか表現が凄く好きです。
    個性的で雰囲気の良いキャラクターばかりで、全員好きになってしまいます。

  • 俳句蟬 先生生徒 学ぶなかよし

  • 一気に読めて面白さ倍増!猫に愛される航太郎くんの今後の活躍に期待大です!

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著者プロフィール

本田(ほんだ)
漫画家。書店コミック売場で10年間働いた経歴がある。
書店で起きたことを漫画化してpixivで公開したことが『ジーンピクシブ』での『ガイコツ書店員本田さん』連載に繋がる。2015年単行本化され、3巻まで刊行された。2018年10月、アニメ化。
2018年7月8日読売新聞記事によれば、元・味の素常務取締役の故・若松八郎が祖父にあたる。幼少の頃アドルフ・ヒトラーをドイツで見たことがあるという祖父の存在が、作中における外国人客の巧みな描写に影響しているという。
ほか、ジーンLINEで『ほしとんで』を連載中。

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