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感想・レビュー・書評
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久しぶりの読書備忘録。
先日の誕生日に妹から本が届きました。
まずはそのうちの1冊。
以下内容と感想です、長いです。
著者は空海密教阿闍梨(密教を学び戒律を守りお弟子さんの規範となる僧侶by wiki)。
空海密教と言えば曼陀羅とかマントラとか思い浮かべるものだけど、この本の中では少し砕いてそのあたりにも触れつつ、よりよく自分の人生を生きる為のhowtoが書かれている。
大元となる考え方はタイトルにもある通り、
身(やること)口(言うこと)意(思うこと)を一致させよう、というもの。
コレらがバラバラになるから物事がうまくいかないのだそう。
で、これらを一致させるためのhowtoへと、
空海の教えを絡めながら淡々と繋がっていくのだけど、
読んだ感想…、
めちゃくちゃ読みやすい!
密教はもちろん、仏教だとかそのあたりの宗教的な考えを知らない、興味がない、なんならアレルギーある…なんて感じてる方にもそんなに抵抗感なくするするっと入ってくる内容です。
ちなみにわたしは読みながら、
京極夏彦(世界を自分の意識フィルターを通さずに把握することは不可能で、他人と意識フィルターを完全に共有して完全に同じ世界を完全に同期させることは絶対に不可能である)やら、
最近どハマり中のハイキュー(ちゃんとやるねん、とか、タスクフォーカスとか、その他いろいろ)やらを連想しておりました。
たぶんこれ読む人によってフックの数も内容も変わってくるんだろうな。
基本、本気で自分のことをダメだなぁ…とは考えない能天気な人間なので書いてあることほぼすべてにおいて諸手を挙げて同意しておりました。同意はしてるけどできてるかどうかはまた別問題なんだよね笑
ともあれ、短時間でするっと入ってきては改めて目を開かせてくれるとても面白い本。
上記のとおり能天気がすぎる自分ではまずチョイスしない自己啓発系、
こういうのを贈り物でいただくのはめちゃくちゃありがたかった。
人生に迷っている人も、
とくには迷ってない人にもオススメです。