自分を変える「身口意」の法則 [Kindle]

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  • フォレスト出版
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感想・レビュー・書評

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  • 「しんくい」とは
    耳慣れない言葉ですが
    本書によると、

    身:やっていること
    口:言っていること
    意:思っていること

    を指し、
    これらが一致することで
    上手く事が進むようです。

    似た言葉で「心技体」が
    思い浮かびましたが、
    これはスポーツや武道で
    よく耳にし、
    瞬間最大で発揮される力が
    成果や結果に結びつく
    イメージがあります。

    対して
    身口意は
    持続性や復元力といった
    しなやかな力に
    関係しているように読み取れました。

    本書では、

    使う言葉は「意味」よりも「意図」が大事。

    「できる・できない」から「楽しいかどうか」の判断基準。

    学びが自分のモノにならないのは「自分ごとでないから」。

    など、
    ありがちな身口意の不一致が
    どのように起こるか
    詳しく説明されています。


    普段の生活で習慣となった
    思考の癖や
    行動パターンは
    当の本人では
    なかなか気付けません。

    客観的視点を持つことや
    第三者からの助言が
    きっかけやヒントを
    与えてくれているように思えました。

  • 久しぶりの読書備忘録。
    
    先日の誕生日に妹から本が届きました。
    まずはそのうちの1冊。
    
    以下内容と感想です、長いです。
    
    著者は空海密教阿闍梨(密教を学び戒律を守りお弟子さんの規範となる僧侶by wiki)。
    
    空海密教と言えば曼陀羅とかマントラとか思い浮かべるものだけど、この本の中では少し砕いてそのあたりにも触れつつ、よりよく自分の人生を生きる為のhowtoが書かれている。
    
    大元となる考え方はタイトルにもある通り、
    身(やること)口(言うこと)意(思うこと)を一致させよう、というもの。
    コレらがバラバラになるから物事がうまくいかないのだそう。
    で、これらを一致させるためのhowtoへと、
    空海の教えを絡めながら淡々と繋がっていくのだけど、
    読んだ感想…、
    
    めちゃくちゃ読みやすい!
    
    密教はもちろん、仏教だとかそのあたりの宗教的な考えを知らない、興味がない、なんならアレルギーある…なんて感じてる方にもそんなに抵抗感なくするするっと入ってくる内容です。
    
    ちなみにわたしは読みながら、
    京極夏彦(世界を自分の意識フィルターを通さずに把握することは不可能で、他人と意識フィルターを完全に共有して完全に同じ世界を完全に同期させることは絶対に不可能である)やら、
    最近どハマり中のハイキュー(ちゃんとやるねん、とか、タスクフォーカスとか、その他いろいろ)やらを連想しておりました。
    たぶんこれ読む人によってフックの数も内容も変わってくるんだろうな。
    
    基本、本気で自分のことをダメだなぁ…とは考えない能天気な人間なので書いてあることほぼすべてにおいて諸手を挙げて同意しておりました。同意はしてるけどできてるかどうかはまた別問題なんだよね笑
    
    ともあれ、短時間でするっと入ってきては改めて目を開かせてくれるとても面白い本。
    上記のとおり能天気がすぎる自分ではまずチョイスしない自己啓発系、
    こういうのを贈り物でいただくのはめちゃくちゃありがたかった。
    
    人生に迷っている人も、
    とくには迷ってない人にもオススメです。
    
    
    

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著者プロフィール

密教風水カウンセラー、風水コンサルタント

「2020年 『感情を整える片づけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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