【Kindle限定】ハロー・ワールド(特典: オリジナルショートストーリー) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 38
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (282ページ)

感想・レビュー・書評

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  • この本はほんと面白く、ドキドキしながら読んだ。ここに書いてあることが、本当に来年や再来年に起こりそうで。

  • 普段ネットやスマートフォンを使っているが、ネットやITについて、あまり知らなかったのだなと自覚した。
    IT技術で世界が広がったような気がした。面白い世界があるのだなと思った。

  • 明日この世界の出来事が起きてもおかしくない。
    未来なようで意外と近い、この距離感が絶妙。

  • 以下のような短編集となっていますが、主人公・文椎は共通しています。
    ・ハロー・ワールド
    ・行き先は特異点
    ・五色革命
    ・巨象の肩に乗って
    ・めぐみの雨が降る
    著者の作品を好んで読む方々には、ご存じのテクノロジーがふんだんに組み込まれていますので、うたい文句の「未来が体験できる静かで熱い革命小説」というよりかは、むしろ今、この世界にあってもおかしくない内容と受け取れる。
    とくに今作においては、西海岸IT企業がそのままの固有名詞で登場しているため、その感を一層強くする。

    法学部出の私には、ネット思想と現実の法適用に関する話(詳細は省略)がとても印象的であった。
    現実世界において、今年は、海賊版対策の一環としてブロッキングに関する公の議論がなされた。
    海賊版への対策はなされて当然であって、だが一方でその対策のためには個々のユーザーのプライバシーと衝突する。
    ネットが治外法権ではないのはもちろんだが、かといってネットで何をしているか、アルゴリズムによってではあるものの、逐一チェックされていると思うと、それが我々の求めてきた社会であるのかはわからない。
    確かに、現実世界において極めて多数の監視カメラが設置されていて、例えばある駅で乗り換え時に数えたことがあるが8台があってエスカレーターの乗り降り部分にあって回避不可能だし、車両にも設置されているものもある。
    「安心のため」ということらしいし、そういわれるとそういう気がしないでもないけど、顔認識と組み合わせられると、著者のビッグデータ・コネクトの世界である。

    さて、短編(の組み合わせ)であるがために、登場人物が限定されてしまうことや、時間経過、場所移動などに制約が生じてしまうのは十分予想されることであるが、本作においてはうまく処理されていると感じた。
    それでもやはり、過去の長編作品のほうが、いろいろな面で深堀りされていて刺激的であった。
    本作も読んでいて全く退屈することはないのであるが、オービタル・クラウドのような突拍子のない、だけどありえなくもない(つまりSF)作品と比較してしまうと、本作はだいぶ身近である。

  • なかなかにハードな近未来SF小説。
    そもそもコンピュータやインターネットの知識がないと読み進められない。
    あまりSFが得意ではないが、それでもなんとか読み通せたのは、ストーリーテリングのうまさか。

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著者プロフィール

藤井太洋(ふじい たいよう)
1971年、鹿児島県奄美大島生まれの作家。国際基督教大学中退。ソフトウェア開発会社に勤務しながら小説を執筆し、2012年電子書籍『Gene Mapper』をセルフパブリッシングして話題になる。翌年、増補改訂版『Gene Mapper - full build-』を早川書房より刊行、単行本デビュー。2014年には『オービタル・クラウド』(早川書房)を発表、「ベストSF2014[国内篇]」1位、第46回星雲賞(日本部門)、そして第35回日本SF大賞を受賞。
2015年には日本SF作家クラブ第18代会長に就任している。2018年10月、新刊『ハロー・ワールド』を刊行。

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