誰のために法は生まれた [Kindle]

  • 朝日出版社 (2018年7月25日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 桐蔭学園中等部の生徒に映画を見せて法律を講義したものである。映画は「近松物語」「自転車泥棒」「カシーナ」「アンティゴネー」「フィロクテーテス」である。しかし。「高瀬舟」のような話が出てきているので、高瀬舟の映画の方が良かったのかもしれない。そして日本の判例も出しているが、建物収去土地明け渡し請求反訴」と「自衛隊合祀手続き取り消し」であるために、中学高校生には身近でないので、万引き裁判などの方が身近であろう。
     映像を使って授業を行うことは法律では珍しいのかもしれない。

  • 法学の本なのに、映画や劇など教養豊かな著者による、授業レポート。とても勉強になる。難しいところはとても難しいが、本来の政治は徒党を解体させる、かつ法は徒党から個人を守るためのものということだった。映画とか喜劇とかみたみたい。

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著者プロフィール

1951年、東京に生まれる。著書に、三部作『政治の成立』(1997)『デモクラシーの古典的基礎』(2003)『法存立の歴史的基盤』(2009、以上東京大学出版会)、『ローマ法案内──現代の法律家のために』(羽鳥書店、2010、[新版]勁草書房、2017)、『現代日本法へのカタバシス』(羽鳥書店、2011、[新版]みすず書房、2018)、『[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う』(2015)『[笑うケースメソッド II]現代日本公法の基礎を問う』(2017、以上勁草書房)、『法学再入門 秘密の扉 民事法篇』(有斐閣、2016)、『憲法9条へのカタバシス』(みすず書房、2018)、『誰のために法は生まれた』(朝日出版社、2018)ほか。

「2021年 『人文主義の系譜 方法の探究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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