- Amazon.co.jp ・電子書籍 (236ページ)
感想・レビュー・書評
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海外旅行の苦手な著者が一念発起、フランスのリオンに民泊。異国の地で2週間、普段と同じ節電自炊生活を試みた悪戦苦闘の滞在記。言葉の通じないアフロの東洋人は、果たして地元民と絆を結べるのか?
「まさかリオンが銭湯だったとは!」、「ここには江戸が冷凍保存されていた」。これだけだと意味不明だな。まいっか(笑)。
「お互いに「お金以上のこと」をどれだけやるかが大事なのだ」。これ、人にサービスをする際/人からサービスを受ける際の極意だな。
著者の一生懸命な生き方、読んでるだけでなんだか力をもらえるな。リズミカルな文章もいい。著者のファンになりそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズものといえば、こっちも最近の私のハマりシリーズもの、稲垣えみ子さんのエッセイ!
「人生はどこでもドア―リヨンの14日間」を読みました。
海外に行きたい。観光じゃなく暮らしたい。それも、日本で暮らしているのと同じように暮らしたい。
ということで、リヨンに2週間民泊した著者さん。
トラブルや嬉しい出来事や、いろんな乱高下と右往左往をした記録のエッセイでした。
言葉が通じなくてもわかってもらえる「人との付き合い方」とか、言葉が通じないとやっぱり通じないこととか、本当に住んでいる人と短期間(観光目的ではないにしろ)フラフラしている人との違いとか、いろいろなことを感じることができたんだなー、すごいなー、と読ませてもらいました。
クスッと笑えた(?)のは、リヨンの民泊でも、冷蔵庫と洗濯機を使わなかったらしいこと。
すごい、「日常」を、海外でも貫くとは!
なんだか温かい気持ちになりました。
温かい心をありがとう。私も幸せになれた気がします。 -
観光ではなく、生活者としてフランス、リヨンで二週間暮らした記録。二週間の間じゅうずっと、カフェやマルシェで、店員やお客から笑顔をもらうということに、全精力を傾けている筆者だが、続きが気になり、あっという間に読めてしまった。私もこんな経験がしたい。
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軽い気持ちで読み始めたが、
人生やコミュニティーについて深い洞察が
あり、興味深い。
こんな旅にチャレンジしてみたい。 -
「1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話」の中で著者の方が読んだとあり、気になって読んでみた一冊。
日本で暮らしているように、フランスで過ごす
観光客の過ごし方ではなく、普段の生活を、フランス、リヨンで過ごすことをきめた稲垣えみ子さんのエッセイ。
彼女の珍道中が、ほんわかと、面白く、楽しく書かれている。
リヨンを訪れたことはないけれど、彼女の話を読み進めていくうちに、リヨンで生活している気分になってくる。笑
若い時は「選択したい」と思っていたけど、
今はご縁で動けていることが嬉しい
常連に対する考え方、
も、なんだか素敵だなと思った。 -
読みながら、久しぶりに、海外でした旅のことを色々思い出していました。旅に出ると、とにかく「毎日生きる」という当たり前のことが、当たり前じゃなくなる。ものすごく研ぎ澄まされるし、「え?!嘘でしょ?」の連続も起こるし、本当にクタクタになる。でも、それが、すごく楽しいんだよね。やっと慣れて来たかな〜というあたりで、馴染んだお店、人、風景と、さよならするときの切なさも思い出しました。
そして人生は続いていく。ほんの少しだけ旅慣れて、異国でも何とかやれた自分が好きになる。旅っていいよね。
ありがとう、世界。
そして、日本にいるときは、世界からやってくる旅人たちに、ニッコリ、心を開いていたいとあらためて思いました。 -
外国生活に憧れていた著者が、2週間Airbnb(空き室レンタルサービス)を利用してフランスの地方に滞在する体験記。
普段美術館に行かない人が観光で美術館を見ても心から興味を持てない、ではいつも自分は何に一生懸命だろう……と考えて「生活すること」という結論が面白い。自分もそうだなあ、と思ったのは自分だけではないだろう。
異国人である著者が2週間いかにフランスの日常になじむか、試行錯誤していく様子が等身大に書かれている。
文章は軽快で共感できる部分も多く、楽しんで読める。
そして、思った。
やっぱり自分は外国で気苦労をしながら生活するより日本に閉じこもって生活したい、と。 -
思わず同じところに泊まりたくなってしまいそうでした。2週間のフランス暮らし。とてもリアルに伝わってきました。自分も旅行に出かけたような気分になれる一冊でした。
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とても面白く読ませてもらった。
お金をかけなくても、十分に楽しめる旅行の
アイデアがたくさんあった