週刊東洋経済 2018年11/24号 [雑誌] [Kindle]

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  • 今回の特集は「保険の罠」。

    入る必要がない保険とは?
    セールストークの裏側とは?
    保険員が起こすトラブルとは?

    などなど、保険の様々な「罠」について語られている。


    本特集によると、保険の役割は「モノ・賠償リスクの保証」。
    つまり被災したり、事故の加害者になった時などへの備えである。

    これらによる金銭的ダメージは大きく、場合によっては数千万単位にのぼることもある。
    到底個人で賄えるものではない。

    よって、保険による備えが必要となる。


    対して生命や身体に関わる「ヒトのリスク」については、保険に入る必要性は薄い。
    なぜなら日本の公的補助は手厚く、それらを駆使すれば何とかなるからだ。

    保険会社に支払う分を貯蓄に回せば、それで十分なのである。


    また同時に、掛け捨て以外の保険は推奨できない、とも言う。

    保険は掛け捨てになるお金があるからこそ、小さな金額で大きな保証を受けられる。
    それ以外の保険は、色々と口当たりのいいことを言っているが、結局は割高になってしまう。


    結果として、ほとんどの保険は「入る必要がないもの」ということなる。

    この結論は的を射ていると思う。
    特殊なケースを除いて、保険料を延々と払うよりは、貯蓄や投資に回したほうがずっと有意義だろう。


    なお本誌は今年の1月に、「保険に騙されるな」という特集を組んでいる。
    その時には、なんと保険会社から、クレームと広告差し止めの脅し(?)が来たらしい。

    が、それにも負けず、今号もこのような特集を掲載している。
    権力に屈しないのは、ジャーナリズムの大事な姿勢だと思う。
    頑張ってほしい。


    最後に、本特集に書かれていた「保険トラブルを避けるための十戒」を紹介したい。
    まさに金言である。

    1. 日本の公的医療・年金制度は手厚いことを忘れるべからず
    2. いくつもの保証が組み合わさった生命保険は、検討対象からまず外すべし
    3. 「言った」「言わない」にならないように録音(可能なら録画)すべし
    4. 少しでも納得行かない場合は契約するべからず、サインするべからず
    5. 「即決」「即日契約」はするべからず
    6. 「家族同席拒否」に○をつけるのは不幸の始まりと心得よ
    7. ムダな保険は途中解約するか、「払済」「延長」にすべし
    8. 「転換」をめぐるトラブル多し。勧められても応じるべからず
    9. 保険で貯蓄しようとするべからず
    10. 販売員と顧客はどこまで行っても利益相反と心得よ

    特に重要なのは最後の一文。
    「販売員と顧客はどこまで行っても利益相反と心得よ」。

    これを忘れないようにしたい。

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