成巌寺せんねん食堂 おいしい料理と食えないお坊さん (メディアワークス文庫) [Kindle]

  • KADOKAWA (2018年10月25日発売)
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  • ■概要
    石川の田舎にある精進料理屋「せんねん食堂」を実家に持つ32歳の女性が主人公の物語。
    神社やお寺の近くにできあがる商店街は、門前町や仲見世と呼ばれる。「せんねん食堂」は成巌寺の仲見世にあり、商売繁盛のためには地主であるお寺との協力が不可欠だが・・・。

    ■感想
    【面倒くささに負けんと、ぐっと辛抱できるかどうかっちゅうだけや】
    一番印象に残ったこの言葉は、祖父が主人公と弟にもやしのひげとりをさせながら放った料理人のスタンスについての考えだ。仕事に向いているかは、才能があるなしではなく性分にあっているかどうかだけなのかもしれないと感じた。さすが祖父は元お坊さんだけあって静かで力強い。

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著者プロフィール

一九七九年岐阜県生まれ、愛知県在住。第20回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞し、デビュー。著書に、「ちどり亭にようこそ」シリーズ(全4巻)、『かくしごと承ります。~筆耕士・相原文緒と六つの秘密~』など。

「2022年 『出張料理みなづき 情熱のポモドーロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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