La Vie en Rose ラヴィアンローズ (集英社文庫) [Kindle]

  • 集英社 (2018年9月20日発売)
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  • 薔薇の咲き誇る家で妻思いの優しい夫との暮らし。
    予約のとれないフラワーアレンジメント教室の講師、カリスマ主婦として人気を集めているある日、年下のデザイナーと出会う。

    夫が決めた厳格なルールに従って成り立っていた「幸せ」な暮らしが恋をきっかけに、その酷いモラハラに気づき、檻の外へ羽ばたこうとする。
    だがある夜、すべてを知っていた夫が激高・・・

    主婦の方は特に胸が締め付けられると思う。

  • どんなに愛する人のために尽くしたとしても、相手は本気ではないかもしれない。
    最後に信じられるのは自分自身だと改めて感じました。
    夫の様子を見て毎日過ごすのではなく、自分らしく過ごせる結婚をしたいと思いました。

  • 途中からの展開に驚いた。笑
    ちょっとびっくりだったけど、
    それでも面白かった!

  • 3.7 自分が手にしたいと願ったもの、実は偽物だったと言うお約束な内容。だけど、バレバレな展開を読ませる筆力があるなあ。新刊が出たら必ず読みたい作家。

  • ラヴィランローズはフランス語で「薔薇色の人生」を意味するそう。

    主人公は三十代後半の人妻咲季子。

    趣味がフラワーアレンジメントが高じて自身の教室を持ち、そして本を出版することになる。

    「裕美」と名前から女性だと思っていた自身の本をデザインを担当するデザイナーは実は男で・・・

    咲季子は夫からモラルハラスメントを受け半ばマインドコントロール状態。

    夫は妻を管理(監視)しているが、自信の仕事(デザイン)の様子は他人に見せたがらない。

    物語の前半では描写がないため、夫は実は仕事があまりうまくいっておらず、良家の出である妻を支配して社会的欲求を満たそうとしているのではないかと予想したが、実際にその予想は的中しており、また、相手に要求することが自分自身にはできておらず、自分に対して甘いことからもこの人物の様子がわかる。

    その夫とは対称的に描かれている不倫相手の堂本裕美は、夫とは違い口が達者だが、物語が進むにつれて自分勝手な部分が見えてくる、自分本位な人物。堂本の彼女に対する気持ちは最後の方に書かれているし、それを彼女も最後には察しているような描写がある。

    咲季子は、二人の駄目な男の間で翻弄される可哀そうな女性のようだが、実際には咲季子自身がこの夫を選んだのだし、不倫した理由は相手にあるものの、不倫を継続したのは咲季子自身でもある。周りの空気に流されていて、特別この男二人だけが悪かっただけではないはずである。

    また、「依存される」という檻から逃れられ自立したと思っているが、それはまた別の「依存する」という名の檻に入っているに過ぎず、本人も本文最後にそのことに気付いているような描写がある。

    ドラマなどでも不倫をテーマにした作品は多くあるが、その中で自身が自立した、成長したかのような描写はただの自己陶酔であり、そんな他人や周りを不幸にして得るものに価値はないと私は思う。

  • モラハラ旦那は村山作品の定番になりつつあるが
    「ダブルファンタジー」は女の方がしたたかに次々と男と関係持ったけど
    こちらは、なんか結末がやりきれない。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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