図書館の大魔術師(2) (アフタヌーンコミックス) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • こういう、本や書物が敬われていた世界を見るたびに思うのだが、かの時代は本それ自体の希少性が本の中身を担保していた。

    つまり、全ての文字を人が書かねばならない世界では、逆説的に人が「書かねばならない」と思うようなものでなければ書かれ得ない。このマンガの世界は活版印刷が普及した世界らしいけれども。

    そもそもhttpが普及するまで、編集・検閲を受けていない「書物としての情報」は、手紙や作文などのごく一部の例外を除いて存在すらしなかった。

    そんな中、いま私がここで書いているように、突然、あなたも私も発信者になれる世界が現前した。これは素晴らしいことだ。私も、いま、こうやって、この本の感想をどこへともなく発信できる。

    けれど、じゃあその情報の価値をどうやって担保するのか?という問題は、情報は多い方がいい、という直截な価値観に隠されて今日まで先送りにされていた。

    その結果、書として、つまり文字の情報それ自体の価値が、ゆっくりと沈降している。小学生時代には500円のお小遣いで満足できたのが、大人になってからは10万円でもガッカリするように。

    この、情報の価格破壊に対処する方法は、上の例と同じく多分存在しない。一度知ってしまったものを忘れることはできないから。だからこそ、この牧歌的世界は美しく、そして悲しい。

  • ククオは?

  • 「図書館の大魔術師」2巻。

    5巻まで出ているということで、一気に4巻まで買ったのですが、ゆっくりじっくり読んでます。

    なんといっても、1冊の中に詰まっている情報と絵が多い!ものすごい細かい描き込みの旅の様子や街や衣装に圧倒され、さらに結構な量のセリフと内容、とにかく、1冊とは思えないぐらいの情報量ですね。

    ファンタジー世界の物語なのだけれど、雰囲気は中央アジアから中東のあたり? 「本」や「司書」をめぐる物語なのだけれど、本は、すでに活版印刷が始まっているけれど、まだまだお高い存在。子供でも読めるような冒険物語も出版され、子供たちは図書館で本を借りて読んでいる。

    1巻では、田舎の村に住む本好きの少年が司書(カフナ)になることを決意するまで。

    希少な人種である耳長属(エルフ?)と人との混血の少年が主人公。見た目の違いから、村では蔑まれる存在で、本好きなのに図書館に入れてもらえないという迫害を受けている。そこに、中央図書館から司書(カフナ)が出張してきて、少年は中央図書館の司書に憧れ、司書になることを決意するまでが1巻。

    2巻はその数年後。少年は成長し、村を出て「司書試験」を受けに中央図書館のある町に向けて出発する。途中の街で、同じく司書を目指す受験生と出会ったり、希少な動物を保護したり、色々とあって、最初の筆記試験を受けるところまで。

    途中、1巻の終わりから、2巻までの間に、どんな出来事があったのか、などの回想も入ったりして、いろいろな情報が盛り込まれていました。


    いやぁ、ほんと、それにしてもすごい情報量とすごい描き込み。他の作品を引き合いに出すのは失礼だとは思いつつも、世界観や描き込みの多さは「乙嫁語り」に似ている感じ。

    5巻まで買ってあるので、1巻ずつじっくり読むつもり。さぁ、次は3巻。


    ところで、この漫画、

    原作「風のカフナ」著 ソフィ=シュイム 訳 濱田泰斗

    と書かれているんですが、調べてみると、どうやらそういう「原作」は存在しないみたいなんですよね。ちゃんと調べきれてないし、細かいことは知らないけど、この漫画の主人公のことを書いた小説が、「後に出版される」という体のメタ設定っぽいですね。

    いずれにしても、最終的に「書物」になるような「物語」の骨格を決めてあって描き進めている漫画ということで、期待できそうです。

    (5巻まで出ている作品の2巻目を読んだところで考察するなんておこがましいですけどね…)

  • 山場を巻の最後に持ってきていて1巻と同じくらい強く引き込まれた。やばい3巻読みたい。人生においてまだ一度しかないけど、今までの全ての喜び、怒り、悲しみ、楽しみが溶け合って今に繋がっているんだと感じる瞬間がある。それを味わうと止まれないんだよなあ。

  • 好きだわー
    こういう世界観

  • 個人的な感想として、ちょっとくどい。中学生くらいだったらハマったかも

  • これから物語が動く予感はあるがまだまだ序盤。

  • 司書を目指して受験への旅に出たシオの道中と、司書試験の一次試験の様子。何というかファンタジーなのに久し振りに深い話で引き込まれる。今期待度大で続きを待ち望む漫画。

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