やがて君になる 佐伯沙弥香について (電撃文庫) [Kindle]

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制作 : 仲谷 鳰 
  • KADOKAWA (2018年12月10日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • とても良質なスピンオフ作品。入間人間さんが描くに相応しいテーマ。
    佐伯沙耶香が小学生から高校に上がるまでになにを考え、何を感じ、何を体験してきたのか。そして、そこから自己をどう確立していったのかを探求していく物語。

    入間人間さんの作品は『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波的な彼女』『多摩湖さんと黄鶏くん』この3作しか読めていませんが、それでも共通するのは内面描写の濃さ。そんな作家が描く佐伯沙耶香の内面描写の濃さが凄く、面白かった。

    ただ、本作中で描かれる佐伯沙耶香の真面目で、物凄く考える性格を考えるとそれにしてはあっさりと「同性を好きになる事」を受け入れていることと、友達がいるような描写がないことが気になる。

    本編は無事完結していて、こちらのスピンオフ作品も3巻完結のようなので、どこにたどり着くのか楽しみ。

  • 評価☆4.5

    『やがて君になる』の外伝ノベライズということで、本編読了後に読むのが前提。
    本作の主役は佐伯沙弥香となっており、彼女視点での恋模様が描かれる。


    1巻は小~中学時代、つまり燈子達と出会う前に焦点が当たっている。

    小学校時代、プールで出会った一人の少女。
    水中での首筋キスにより、手のひらが熱くなるような。心臓にヒビが入るような、そんな感情の欠片を知る。

    そしてその欠片は中学時代に形となる。

    習い事をたくさんして、真面目に生きていた沙弥香。
    その姿勢は恋愛にも表れていて、先輩に好きになってもらおうと努力する姿はとても可愛かった。

    その分、先輩との温度差が見ていて胸が締め付けられたし、無責任な別れの言葉にはこっちまで怒りが湧いた。
    今にも本から飛び出してきそうなぐらいの怒りを文章から感じた。それぐらいの気迫だった。

    にも関わらず燈子に出会うと一瞬でまた好きになっちゃうのは、燈子があまりにも美しいのか、沙弥香がちょろいのか、あるいはその両方か…


    それにしてもこの作品、著者は入間一間さんで勿論原作者とは異なるんだけど、やが君の沙弥香がそこにいると感じられたのは本当に凄い。



    "その時、心臓にヒビが入った"

    "こういう私にしたのは、あなたのくせに"

  • 沙弥香の小学校時代と中学校時代。優秀で冷静で理屈っぽくて負けず嫌いで自分を律することができて,だけど秘めた情熱をもって誠実である彼女が燈子と出会うまで。本編のイメージを損なうこと無く補完する作品。たぶん燈子以上に優秀な彼女が今の彼女になるまでのこと。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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