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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (249ページ)
感想・レビュー・書評
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生産性の定義から入り、
1.生産性の上昇が経済成長のドライバーとなるのか
2.産業別の生産性
3.諸外国と比して生産性は
4.何への投資が生産性を上昇させるのか
といった点について、先行者の研究を引用しながら筆者の主張をまとめている。
最終章では、当時の安倍政権の政策評価と提言も付議。
一般的に言われている通り、業種的には(サービスの質考慮しても)サービス業の生産性が低く、ITを代表とする無形資産への投資が低いことを筆者も主張。
面白い点として、「人的資本への投資」、「経営者の能力」と「研究の指向性」があった。
日本で一般的なOJTは既存のプロセスを繰り返すことに有用であって、あらたなサービスや業務の開発には資さない。また、経営者の能力に関して「組織やサービスの変更」が遅いようである。さらには技術者による研究開発が全社目標と合致しているか(いわゆるOKR管理に似た発想)。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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