Kindle版読了。
突然、猫耳と尻尾が生えてしまった感情を顔に出すのが苦手なツンデレで自己評価の低い真面目な26歳秘書ヒロインと、ヒロインの上司で老舗大企業の有能な御曹司で無自覚な人たらしイケメンの31歳専務ヒーローとのじれ恋オフィスラブストーリーです。
ヒロインは老舗大企業の御曹司である専務ヒーローの専属秘書ですが、感情表現を素直に表す事が苦手で、優しく接してくれるヒーローにいつも無愛想でツンデレな態度しか返せない自分に、心の中では自己嫌悪に陥っていました。
ある日、ヒロインが飼っていた猫が老衰で亡くなってしまうと哀しみに暮れている間もなく、何故かヒロインとヒーローにだけヒロインに猫耳と尻尾が生えているのが見える状態になってしまいます。
…ツンデレなヒロインに、感情が素直に出てしまう耳と尻尾が生えたというのが面白いと思いました。
しかし、突然ヒロインに猫耳と尻尾が生えてしまったら普段の生活はどうなるのだろうと思ったのですが、見えるのはヒロインとヒーローだけというのが上手いな〜と思いました(笑)。
ヒロインが大切に可愛がっていた愛猫からの、最後のギフトだと思うと感動します。
ヒロインの愛猫が亡くなるシーンと、ヒロインが愛猫を思い出すシーンは思わずうるっときてしまいました。
結局、愛猫を成仏させる為に、ヒロインは密かに憧れていたヒーローと初Hをするのですが、強引なのかヘタレなのか分からないヒーローが初Hをする前にヒロインにちゃんと告白しないで先に体の関係を持ってしまうから、ヒロインが「行為に愛がなかったから猫耳も尻尾も消えなかった」と大きな誤解をしてしまう展開には、ほろりとさせられました。
H描写は、朝チュン描写でした。
実はヒロインは覚えていませんでしたが、ヒーローとは10年前に偶然出会っていて、それを覚えていたヒーローは秘書になったヒロインに色々とちょっかいを出していたのでした。
一応、番外編を読むと本編開始からヒーローはヒロインに片想い中だった事が分かりますが、本編だけではヒーローにとってのヒロインの位置付けが分かりづらかったので、本編にもヒーロー視点が欲しかったです。
トラウマの原因になった初カレとも再会して、素直になれず誤解だった事も判明します。
初カレは見事な迄の当て馬くん扱いでした(笑)。
番外編はヒーロー視点で、専属秘書となったヒロインと再会してからの様子が描かれていました。
役員室で顔を合わせた時から、ほぼ同時に相手を意識していたようです。
書き下ろし番外編は恋人になってから1ヶ月後の話で、自分に自信がないヒロインが悩みをヒーローに打ち明けられないでいると、再び猫耳と尻尾が生えてきてしまった…というものでした。