周辺事情もいろいろ興味を引かれるものだったのだけど、いちばん面白く感じたのは、背景画の描き方とそのためのやりとりそれ自体。絵心がまったくないわたしには、完全に宇宙語でした。地道にやり続けると、これだけ上達していくのかと、驚きだらけでした。
出所日に期限があるセンター生たちは、ずっとそこには居続けられず、能力があってもやがてその場を去って行く。いなくなったかれらの跡を継ぐように、作業のメソッドが受け継がれていくというエピソードは、シンプルな作業空間を予想していたわたしの想像などをはるかに超えて、長い期間にわたって人がつながり続けている場の物語でした。
根気よく続けること、諦めないこと、やり遂げること。自分自身にとっても、銘記すべき目標だと、再認識しました。