アオアシ(15) (ビッグコミックス) [Kindle]

制作 : 上野直彦 
  • 小学館 (2018年11月30日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • プレミアリーグ終盤戦において、主力選手を欠いたエスペリオンの試練を描く。U-18代表に選出された4選手とプロ復帰の栗林が抜けた穴を埋めるべく、夜練で培った連携を持つSBアシト、CB富樫、CB竹島、SB浅利の4人が守備ラインを形成する。アシト以外はプレミアデビュー戦だ。一方で、U-18落選で心を閉ざしてしまった桐木がキャプテンとなるが、誰も信頼できず、どう自分をアピールできるかしか考えられなくなっていた。

    試合はJリーグ有望株と言われる俊足ウィング2人との対決にフォーカスしながら展開される。以心伝心の守備で相手の攻撃を凌ぐものの、安全策に傾きがちな竹島と浅利の心理を読まれて応戦一方となる。そんな中、富樫の大胆な針の穴を通すような縦パスでカウンターの起点を作り、竹島と浅利に「(安全策に)逃げるな!」と檄を飛ばす。さらに、キーパー秋山による「縦のライン」への意識付けは、MF小早川との連携という新たな戦術的視点を4人に気づかせる。

    しかし、縦への意識がDFフォーメーションの綻びを生む危うさを4人は認識できていない。この状況を把握しながらも敢えてティーチングしない福田監督の判断は、選手たちの成長過程における必要な試練として描かれていくのだろう。さらに、チームの連携不足に苛立つ桐木の孤軍奮闘は、相手ウィンガーの狙い通りのカウンター攻撃を招く結果となった。

    次巻でこのふたりの相手ウィンガーが働くんだろうけど、毎試合新たな敵とあたるのでチームの特徴が説明されるくだりで先の展開が予想できるようになってきたなぁ。

  • 面白かった

  • 花とすれ違い。プレミアでの一年セットデビューでの困惑

  • 面白かった

  • この巻は少し盛り上がりに乏しい。もちろんアオアシ自体はこれまでの巻を通して素晴らしく面白いマンガだけど。

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著者プロフィール

現在、ビッグコミックスピリッツ(小学館刊)にて『アオアシ』連載中。代表作に『てんまんアラカルト』『水の森』『ショート・ピース』など。

「2022年 『フェルマーの料理(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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