理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント (中公新書) [Kindle]
- 中央公論新社 (2018年3月25日発売)
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感想 : 10件
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感想・レビュー・書評
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「読書があまり得意ではない」人に向けた読書術の本。
著者の言葉によれば、読書の基礎の基礎の基礎。
得意でない人向けなので、それはそれは読みやすい。
え?これでいいの?と拍子抜けしてしまうほどの内容だ。
本好きなブク友さんにとってはすでに実行していることの確認になるだろうが、新発見もきっとあるかと思われる。
「理科系」というのは殆ど関係ない。文系の人にもお勧め。
第1部は「苦手な人のための読書術」
第2部は「仕事を効率よく進めるための読書術」
各章のはじめにポイントが要約されていて、それぞれの解説を読んでいく作りだ。
文章も平易で極めて分かりやすい。
京大の教え子のひとりから「本を読むのが苦行です」と打ち明けられたのが、本書を著したきっかけだと言う。
本が読めないという若者たちは、どうやら読書に対する「心のバリア」が高い傾向にある。
ではどうすればバリアを外すことが出来るか。話はそこからスタート。
著者は人間関係における「2:7:1の法則」の応用を提案する。
2は自分の考えと近い「親友」とも言える本。
7は丁寧に付き合えばそれなりの良いものを与えてくれる本。
1は世評が高くとも「敬して遠ざける」本。
この7割の本をどう読みこなすかが「理科系の読書術」だ。
「棚上げ法」「不完全法」と名付けた手抜きを勧める方法で、読書が苦手なひとは勇気づけられるだろう。
重要なことをひとつ。読書と思索のバランスを上手に取ること。本に読まれてはいけない。
これは他の読書術の本でもよく言われていることで、読書というインプットと読後の思索とアウトプットとのバランスがとれてこそ、読んだものが身になるという教えだ。
本書の後半では、本の集め方・整理方法・読書メモの取り方などが具体的に出てくる。
少額でも本を毎月買う。入門書は3冊手に入れること。表紙とタイトルで本を選んでも良い。美しさより使い勝手で整理しよう。
ここで「レファレンス本」というものが登場している。
ちくま新書から出ているらしいので、何とか入手したい。
楽をして成果をあげるのが理系の考え方だというのは非常に説得力がある。
目的意識をもって本を読み、主意をくみとり、無駄な部分は読まない。
情報収集は持ち時間を意識して行う。
まことに反論の余地なし。読書のみでなく何にでも応用できそうだ。
読書術というと真っ先に「本を読む本」を挙げたいが、読みにくいという声も聞かれる。
そういう方にはこちらをお勧め。
精神論は一切なく、実行しやすい方法を具体的に教えてくれる。
「読書は我慢大会ではない。世の中には、根くらべのために書かれたとしか思えないような分かりにくい本がある。そんな馬鹿げた本は。さっさと放り出すべきだ」
読書が苦手なひとに寄り添う、活気にあふれた一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書には「音楽的な読書」と「絵画的な読書」がある。小説など最初から最後まで味わって読むのは「音楽的な読書」である。それに対して、ビジネス書など自分の関心のあるところだけをピックアップすることは「絵画的な読書」である。
1冊から3つの情報を得られれば、上出来である。最後まで完璧に読む必要はない。
各章ごとに章のはじめにポイントが書かれているので、効率的に読み進めていくことができてよかった。 -
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本の読むための具体的な方法を示している。
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読書術に限らず、広義の「考え方」、「生き方」にも通じる一冊。読書に対する「心のバリア」を無くす事を第一優先事項と捉え、高度な技術の取得を初めから諦めている潔さも良い。
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読み始めて、つまらないと思ったら読むのをやめてよし
読み飛ばしてもいい
現代社会にないものねだりせず、ありのままを受け入れる。
「今あるものをどうやって活かすか」というポジティブな諦め -
「理科系の作文技術」を買うと一緒におすすめされてくる本。速読とかではなく、どう効率的に使える必要な知識を本から取り出してくるかを解説していて、ためになった。
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すでに自分が無意識のうちに実践している内容が多かった。それでも、「要素分解と実験の繰り返しが理系の本質である」とする読者の見解は抽象的であるが実用的である。人それぞれ色々な読み方を試して自分に合った方法を見つけていくしかないのだ。
フレームワークが合う、合わないの概念はその本の読み方のスタンスを決める上で大事だと思う
分からない部分は棚上げするのも大切だ。一回限りの読みで理解しようなどと思い上がらない方が良い。
スランプは気にしないことも重要だ。スランプは身体がスランプを欲していると思おう。個人的にはスランプ期こそインプットを遮断してアウトプットに専念できる時だ。
著者プロフィール
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