スリジエセンター1991【電子特典付き】 ブラックペアンシリーズ (講談社文庫) [Kindle]

  • 講談社 (2018年3月15日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 黒本シリーズ読了。相変わらず読み始めると止まらず少しづつ読んでいこうと思ったが、時間のあるお休みの日に結局次が気になって読み終えてしまった。生き生きとした魅力的な登場人物もさることながら大学病院内の政争などの人間社会の縮図を現実的なものとして描写していることにもあると思う。
    最後にゆく河の流れは絶えずして元の水にあらずという佐伯教授の言葉はまさにエンディングに相応しい一言であると思った。こういった言葉のチョイスも読み続けている理由かもしれない。

  • ドラマブラックぺアン2の後半
    天城先生が日本にガッカリしてモンテカルロに帰る。
    結局日本はなんでも利権で正統な金儲けでも平等からはみ出すと妬みからか足を引っ張られる。
    頑張ったお金持ちは日本から出ていってしまう。
    正統な評価が素直に尊敬できないのかな。
    お金持ちから税金いっぱいとればいいってなると
    頑張ってお金持ちになった人がサボって遊んでた人の
    生活不足分をカバーするって平等?

  • 佐伯教授のの引退、天城のモンテカルロ帰りからの死亡、世良の絶望からの復活と思わせぶりなラスト

    天城の構想と佐伯の病院改革に嫌悪感を抱きクーデターを画策する高階
    副院長と藤原不調も反旗を翻す
    二回目三回目の手術で天城の綻びと破滅の序章が垣間見える
    何と無く雑になってる状況で迎えた四回目の手術は公開。何とかなったものの天城は限界を感じて帰国を決意
    同じタイミングで開催された市民講座で副院長と府長のクーデター宣言
    結果として佐伯は病院長再任ならず
    高階と駆け引きをして総合外科を分割
    世良はショックで都落ち
    モンテカルロに行くと天城が直前にヘリの事故で死亡
    しばらく腐っていたものの奮起

  • バブル三部作のラスト。ジェネラル・ルージュの伝説もここに一緒に入っているとは思わなかった。

    シリーズが複雑化し過ぎた故に要素が散らかってる感じがしないでもないが、エピソードの終わり際の雰囲気は好き。

    天城先生のキャラクターは魅力的だし、手術シーンの緊迫感は好きだった。

  • かなりのめり込んでしまって、とてもせつない気持ちになった。
    世良先生の恋模様も気になる。

  • 2020/7/28 Amazonより海堂尊新刊発売記念フェアにて550円でDL購入。

  • 医局内、病院内での権力闘争が大きな串となって挿さるのが今回の物語。時系列的には後になる『チーム・バチスタの栄光』を読んでしまっていると、権力闘争自体の落ち着きどころは何となく想像が付けられてしまう。ただ、世良先生の今後が気になる終わり方で、海堂氏の作品がどんどん電子化されるということだから楽しみに待つ。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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