ラゴス生体都市 第2回ゲンロンSF新人賞受賞作 ゲンロンSF文庫 [Kindle]

制作 : 大森 望 
  • 株式会社ゲンロン (2018年11月14日発売)
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  • 本 ・電子書籍 (104ページ)

感想・レビュー・書評

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  • トキオ・アマサワ「ラゴス生体都市」読了。アフリカを舞台としたSFはこれまで読んだことがなかったが、主人公たちのハードボイルドな設定がとても良かった。展開も後半になるに従い、伏線が繋がって盛り上がっていくのも良かった。とてもエネルギーに満ちたお話でした。

  • SF創作講座受講生、トキオ・アマサワ氏の著作。近未来、ナイジェリアは戦後破綻寸前のところ、都市を生体化する事で生き延びた。生体都市ラゴスでは市民の心がムードで支配され、反SD薬の服用に寄って生殖を禁じられていたが、労働者の間では違法映像が密かに蔓延していた。違法映像を取り締まる焚像官アッシュ。しかし彼はX-ビデオを探し求める発掘屋という裏の顔も持っていた。圧巻はアッシュが感化院に送られてから。「これが俺の全欲全快!」「セクシャル・シンギュラリティ!」って笑。アフリカン・ポルノパンクSF爆誕。

  • 国家が人間のムードを制御しているというディストピアもの。
    疾走感があり、アフリカの呪術、ヒップホップ的なノリ、なんとなくグッとくるルビで読みやすい。

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