RAW 少女のめざめ [DVD]

監督 : ジュリア・デュクルノー 
出演 : ギャランス・マリリエ  エラ・ルンプフ  ラバ・ナイト・ウフェラ  ローラン・リュカ 
  • Happinet
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感想 : 7
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988102733070

感想・レビュー・書評

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  • 『RAW 少女のめざめ』、同監督の新作が公開されてたのでようやく鑑賞。公開当時は話題作だったような気がする(適当)。

    その前にひとつだけメモ的に書きたいこと。日本映画の『湯を沸かすほどの熱い愛』、私はこの映画は嫌いなのだけど、ちょっと前に能町みね子さんのツィートをたまたま読んで、能町さんも公開当時に酷評されてたことを知りました。あの映画はブクログでも評価高くて「えぇ〜…。」とモヤってましたが、私と似た感覚の方がいて大変嬉しかった。感動された方の気持ちをくさすつもりは全くないですが、私にとってはダメでした。

    さて『RAW』。
    一応ホラー映画(の棚にあった)だけど、どちらかと言えばドラマ映画、青春映画、バイオレンス映画かと。わけわかんなくて面白かったです。「少女のめざめ」て、何に目覚めとるんやと笑。形容するのがなかなか難しいけど、デヴィッドリンチとデヴィッドクローネンバーグとルチオフルチと『キャリー』を足したような感じかな?と思ってたら、監督さんはクローネンバーグに影響を受けてるそうです。一応ボディホラーとは言われてるけど、クローネンバーグの方はより特殊メイク(特撮)寄りで、この映画はそうでもなくオシャレなフランスのアート映画の流れ。

    たまたまだけど、『ボブという名の猫』レビューの際にも書いたアニマルウェルフェア。昨年、フランスでペットショップの犬猫販売禁止という法案が可決されましたが、そんな背景を想像します。主人公の少女(獣医学部の1年生)は「人間と動物は同じ」という考え方らしい。実際に住んだことはないからよくわからないけど、フランスって人種差別がキツいイメージがあって、そういう点を感じます。要は「人間は差別するのに動物愛護はする国」と。

    青春映画の要素はそれこそ『エデンの東』『キャリー』『エレファント』などを連想。※追記。フランス映画だと私が好きな『シビルの部屋』も。一応ベタな感じではあるけど、アート映画であることと、アメリカ映画ほど私はよく知らないから、テーマがはっきり汲み取れないのが良い。
    アメリカ映画だと『アニマルハウス』などフラタニティ&ソロリティもので、新入生に対する寮のイニシエーションが厳しい……というのがあるけど、この映画で描かれるフランスの学生寮はもっともっと酷くてとんでもなかった(これが実態かは不明)。

    大学病院?で診察してもらうシーンで、医者の先生が語る女子学生の話など細かい点が心に残ります。ルッキズムや差別について。

    個人的には、ラストは要らなかったかなあと思う。オチのために整合性をとってしまってる感じがする。なので本来★4つぐらいかなと思うけど、体感としてはとても面白かったので★5にしました。

  • 面白かったです。
    まさかあなたもあなたも…となりました。
    優等生の妹が募らせた肉欲。スプラッターは苦手なのですが、痛そうにしてなかったらいけるのかも?という知見を得ました。
    獣医学部があんなのとは思いたくないです…悪ノリが過激すぎて嫌です。そのせいで妹は目覚めてしまったのかもしれないと思うと、罪深いのは先輩たちです。
    姉妹って難しいのか…姉は妹に感化されたのかな、それにしても残酷。
    妹のルームメイト、手塚版ブッダのアッサジを思い出しました。なんだかんだ妹を心配してたし、姉に食べられててもあの安らかな死に顔。。
    ラストの父の告白。この家族の女系はカニバリズムなのですね。そして、君は抜け出す方法を見付けろよ、と娘に丸投げ。彼女のこれからは辛い日々です。
    カニバリズムに目覚めてほしくないからベジタリアンに育てたのは逆効果でしたね…と思いました。抑圧されると、加減が解らなくなるし。
    カニバリズムで過激でも、オシャレに見えるからフランス映画は素敵です。

  • 獣医学部に入学した1年生たちが先輩からの荒い歓迎の中で肉欲を解放させる。しかしジュスティーヌが目覚めたのは別の〝肉欲〟だった。
    大学の環境も自分の習性も受け入れ適応している姉とは対照的に、事態を受け入れられず葛藤する優等生の妹。何も解決せず、それどころか事態の深刻さを突きつける残酷な結末。

    もう少しホラー度が低めの青春映画だと思っていたら、フランス映画ということもあってか過激な描写の連続だった。
    神経を逆撫でするような音楽、血の色。全てが不快だが終始目が離せなかった。日本では作れないタイプの映画。
    ところで、剥がせなかったブラジリアンワックスはあれからどうしたのかな。

  • 『ボーンズ・アンド・オール』でそういえば…と思い出して。カニバリズム大好きだし、フランス映画も大好きな自分にうってつけ。
    内容の過激さもそうだけど、演出がいちいちうまくて惹きつけられる。音響もいい仕事してる。映像が終始生々しくて良い。最後の父親の告白されるところ、「初めてキスした時…」で口元の傷を気づかせるシーンには思わずゾクっとした。「娘が二人もいると大変だ」っていう少し父親としてむっとするような発言も伏線だったわけね…。

    ラストはそこで終わりなの?という不完全燃焼感も否めなかった。「解決策を見つけてほしい」と言われましても……。自分の本能や家系、初恋の人の死を背負ったまま生き続けるのはあまりにも苦しいだろう。…けど現実って案外こんなもんかもね。人生は想像より長くて、人間は簡単には死ねない。少女の頃に犯した罪や過ちをみんな背負って生きていくんだもの。個人的には姉逮捕エンドじゃなくて姉殺害エンドだと思ってたけど、そっちのほうがきっとリアルじゃないよな(いや人間食っておいて何がリアルだよ)。なるほど、そういう意味でも成長がテーマなのか。

    なんもしてないのに罪をなすりつけられた犬が可哀想だったのと、あと「指を入れて吐くのがいいわよ」って言ってたのがアジア人だったのがちょっと嫌だった。

  • RAW
    GEOレンタル
    昔は違ったけどフランスって国にいい感情はもうあまりないな…個人個人の主義主張を重視する余り寛容さのない極端な思考をする国って印象だ。まぁ王様を殺して国を作り変えるような混沌が好きな国民性だからって言うことかもw
    好きな作品だし、久しぶりに観ようと思ったから借りてみた。前はもう6年も前だった。そんな経つんだなって結構衝撃…
    冒頭の新入生の歓迎会もぶっ飛びすぎてて笑う。
    イニシエーションって事は分かるけど何故、その血まみれのまま過ごすんだ?そこはよく分からんな…どう言う感覚なんだろう。人の扱いがやたらと雑と言うか荒いのも意味不明だ。
    血まみれで1日過ごし、食堂でハンバーグをポケットに入れ、立ちションしてパンツびしょ濡れ…ここまで自由奔放なのって真似したくはないけどすごい気がする笑笑
    ベジタリアンだった彼女が生肉の味に目覚める…この物語は不思議だらけだ。当たり屋みたいな姉の行為はどんな考えがあったのか?ほんとよくわからない。サッカーの場面もそう、彼女は彼をどうしたいと想像したのか?齧り付きたい?食したい?自分の指を食っちゃった妹に「どんな味だった」なんて平然と聞くその神経が…
    抗しきれなくなる直前まで高まった欲求が爆発する。彼女の中で何が起こっているのか?単なる食肉へ欲求だけでは止まらない食人欲求か…カニバリズム映画だと「カンニバル」ってすごく洗練された良い作品がある。
    姉が彼を喰ったのは何故か?姉にも妹と同じ衝動があったと言うふうには描かれてないんだから、姉の興味本位か?大喧嘩していても姉を助けるのはやはり家族愛なんだろうな。ラストは衝撃的ですね…まさかまさかの展開…ここへ来て副題の意味が伝わってくる。
    ほんと観ながら色んなことを想像させてくれるし考察するのも面白い物語です。久しぶりにみたけどやっぱこの作品好きだなぁ〜

  • ちょっと癖るものがあった(笑)
    音楽も良くて、ちょっと色々と過激だったけど(獣医学生たちの動物に対する姿勢が私は無理だった)

    最後、まさかの姉ちゃんが食っちゃったの?!とビックリからの、まさかの女家系がカニバかよ?!と更にビックリ(笑)
    風呂場で洗い流すから2人で逃亡エンドか、2人で自死エンドとかある?と思ったら姉ちゃん逮捕エンドかよってね( ̄▽ ̄;)

    妹これからどう生きていくの?生きていけるのか気になりすぎるんだけど、続編が無いのがまた鬼畜だな

    でも、カニバにしてもちょっと中途半端だなぁて(←)
    いくならもっとイケよと思ってしまった
    まぁもっとイッてしまったら、あまりにも過激すぎて逆にダメだったかな?

    気になってて観たかった作品だから、観れて良かった!!おもしろかった♪

  • 最高のカニバリズム映画

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