本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (100ページ)
感想・レビュー・書評
-
今回の特集は「マンション絶望未来」。
バブル並みに価格が高騰したことで、売れ残る新築。
大規模修繕が必要なのに、身の通しの立たない中古。
様々な苦難を抱える、マンション業界の今をレポートしている。
というわけで、度々やってくる「不動産系」の特集。
何度かこの手の特集をやっているが、本誌の不動産に対するスタイルは一貫して、
「今は値が高い。このあと必ず落ちる」
というもの。
とりあえずこの言葉を信じて、今の所マンションを買う予定は全く無い。
なので、今回の特集の内容自体はまあどうでもよかったりする。
ただその中でも、「悪質コンサル」のページは面白かった。
マンション管理を引き受けるはずの設計コンサルタントが、いかに悪質な手口でお金を巻き上げるのかが解説されている。
その狡猾な手口を読んでいて、何ていうか、「悪も大変だな」と思った。
この手の悪者の金稼ぎは、ふんぞり返っていれば大金が入ってくるイメージがあるが、全然そんなことはなかった。
新たな手口を考えて、用意周到に準備を整えて、巧みな話術で思考を誘導して……。
当たり前だけど、悪は悪なりに努力しているのだ。
もちろんこんなこと許されるべきではない。
が、利益を上げるための企業努力と言いかえれば、少し見直すべき面もあるんじゃないだろうか。
世の中を隙間を突いて、新しい手口(ビジネス)を考えつく人は、なんとすごいんだろうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示