週刊東洋経済 2018年12/8号 [雑誌] [Kindle]

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  • 今回の特集は「マンション絶望未来」。

    バブル並みに価格が高騰したことで、売れ残る新築。
    大規模修繕が必要なのに、身の通しの立たない中古。

    様々な苦難を抱える、マンション業界の今をレポートしている。


    というわけで、度々やってくる「不動産系」の特集。

    何度かこの手の特集をやっているが、本誌の不動産に対するスタイルは一貫して、
    「今は値が高い。このあと必ず落ちる」
    というもの。

    とりあえずこの言葉を信じて、今の所マンションを買う予定は全く無い。

    なので、今回の特集の内容自体はまあどうでもよかったりする。


    ただその中でも、「悪質コンサル」のページは面白かった。
    マンション管理を引き受けるはずの設計コンサルタントが、いかに悪質な手口でお金を巻き上げるのかが解説されている。

    その狡猾な手口を読んでいて、何ていうか、「悪も大変だな」と思った。

    この手の悪者の金稼ぎは、ふんぞり返っていれば大金が入ってくるイメージがあるが、全然そんなことはなかった。

    新たな手口を考えて、用意周到に準備を整えて、巧みな話術で思考を誘導して……。
    当たり前だけど、悪は悪なりに努力しているのだ。

    もちろんこんなこと許されるべきではない。
    が、利益を上げるための企業努力と言いかえれば、少し見直すべき面もあるんじゃないだろうか。

    世の中を隙間を突いて、新しい手口(ビジネス)を考えつく人は、なんとすごいんだろうと思う。

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