未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか (PHP新書) [Kindle]

  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 世界の著名人に、未来についてインタビューし、纏めた本で、特にジャレド・ダイヤモンドさん、ユヴァル・ノア・ハラリさん、リンダ・グラットンさんの話に興味があり、読んでみた。
    インタビューはいずれも興味深く、未来がどうなるかは誰にはわからないものの将来現実となりそうな内容であり、未来についてイメージをし、未来に向けて、いろいろな手を打っていく為の一助になる本だと感じた。

  • 有名人に未来についてどう考えているかインタビューした本。ジャレド・ダイアモンドとユヴァル・ノア・ハラリがいたので購入。日本人によるインタビューなので、これからの日本についてどう思うかなんて話もある。

    多数の人間が幸福に暮らす未来を作るには、税をうまく制度設計するしかないのではと思ってしまう。AI技術が発達するにつれ、より少数の人間が総取りできるようになる。そうなった時、大多数の人間はどうやって「普通の幸せ」を得られるようになるのか。やはり再分配をうまくやるしかないのではないか。それは国単位ではなく、グローバルな制度を作る必要があるだろう。

    とはいえ本書で語られるのは「格差」とは主に先進国内での格差である。(ジャレド・ダイアモンドは国家間の格差について語っているが。) 先進国の中流層が没落していくことで、格差が広がるという考え方だ。しかし視野を地球全体に広げてみると、先進国と発展途上国の差の方が問題であり、それは年々縮まってきている。それも発展途上国側が上昇する形で。国家間の差が無くなった後にどうなのか、それが気になる。

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著者プロフィール

1937年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校。専門は進化生物学、生理学、生物地理学。1961年にケンブリッジ大学でPh.D.取得。著書に『銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』でピュリッツァー賞。『文明崩壊:滅亡と存続の命運をわけるもの』(以上、草思社)など著書多数。

「2018年 『歴史は実験できるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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