屍人荘の殺人

著者 :
  • ㈱アールアールジェイ (2018年12月14日発売)
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  • クローズドサークルミステリー

  • 23/3/9〜12

    面白かった!
    事前に、ゾンビが出て拍子抜けという意見も聞いていたが、竜泉家シリーズで特殊設定ミステリに慣れていたからか自然に読めた。

    突然の状況にどれだけうまく立ち回れるかどうかが、こういう特殊設定ミステリの犯人の資質だと思う。

    比留子さんがなぜ推理するのか、が自衛である点がよくある探偵と違って面白い。

    ミステリーの常識などが葉村を通して語られるので、楽しい。

    重元のゾンビマスターぶりがすごい。近年のゾンビ映画は社会問題に焦点をあてている、というのは私も『釜山行き』『感染半島』などで感じていたことなので、言語化してもらえてよかった。歴史や性質も面白いが、人間が望んだから生まれたという話がとても興味深い。彼はこの後どうなったんだろう?2作目の伏線かな?

    それにしても、明智さんーーーー

  • 絶対に自分には思いつかないような設定とトリックだと思う。

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著者プロフィール

1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!』、〈週刊文春〉ミステリーベスト10、『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞[小説部門]を受賞、第15回本屋大賞第3位に選出。映画化、コミカライズもされた。シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』も各ミステリランキングベスト3に連続ランクイン。2021年、テレビドラマ『ネメシス』に脚本協力として参加。いま最も注目される期待の俊英。

「2021年 『兇人邸の殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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