- Amazon.co.jp ・電子書籍 (407ページ)
感想・レビュー・書評
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真実は、演算できる。
大学生の詠彦は、天才数理論理学者の叔母、硯さんを訪ねる。独身でアラサー美女の彼女に、名探偵が解決したはずの、殺人事件の真相を証明してもらうために……。
詠彦が次々と持ち込む事件――「手料理は殺意か祝福か?」「『幽霊の証明』で絞殺犯を特定できるか?」「双子の『どちらが』殺したのか?」――と、個性豊かすぎる名探偵たち。「すべての人間の思索活動の頂点に立つ」という数理論理学で、硯さんはすべての謎を、証明できるのか!?
「講談社BOOK倶楽部」内容紹介より
鮮やか.
論理学の勉強もできる一石二鳥のミステリ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
※この本は途中で挫折しました
見た目二十代の美しいおばは天然系。優秀な頭脳に早期退職してもありあまる金、ナイスバディまで備えた彼女はなぜかいまだ独身で、時々尋ねてくる主人公にちょくちょくちょっかいを出している。
「ラノベかな?」と首を捻りたくなるような男の夢てんこ盛りキャラに引いた。 -
勇気あるよね。
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なるほどね。
そういう角度からまとめてくるのは普通にビックリした。なかなかロジカルでいいね。 -
久しぶりに論理学の本を読みたくなった。
が、この本の内容的にはううむ。 -
解説のようにまさに第2作目『その可能性はすでに考えた』を読もうと思ったら、シリーズだったので、手始めにメフィスト賞受賞の本作を読んでみた。
ラノベっぽいのと数理論理学のせいか、そんなに楽しめなかった。 -
唯一無二なミステリ。キャラがラノベっぽくて肌に合わない人がいるのも、よく分かる。その辺を差し引いて、数理論理学を使って最初の推理から導かれた真実を上回る真実を導く展開、最後に短編三つを貫いて物語の意味を書き換える構成はお見事でした。