週刊東洋経済 2019年1/19号 [雑誌] [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • この雑誌をきっかけにデービッド・アトキンソン氏の書籍を読みたくなった。

  • 今回の特集は「日本の生存戦略」。

    人口減少と高齢化により、今後日本の経済が落ち込むのは目に見えている。
    日本が採るべき戦略とは何か。

    ポイントは以下の3つ。


    # 1: 価格競争をやめる

    価格を下げても、その分シェアを取れば利益が出る、というのは人口増加時代のセオリーだ。
    人口減少の中では、価格競争は通じない。
    これからは値段ではなく、品質で勝負する必要がある。


    # 2: 企業数を減らす

    日本には中小企業が多すぎる。
    本来は生き残れないような「弱い」企業が、国の手厚い保護により生存している例が多数ある。
    こういった、かろうじて生き残ってるだけの企業が多いと、その分新技術の導入や女性の参入が遅れてしまう。
    統廃合により企業数を減らしたほうがいい。


    # 3: 最低賃金を引き上げる

    これからの日本に、外国人労働者の受け入れは必須だ。
    だが最低賃金を引き上げなければ、それもままならない。
    景気を良くするためにも、最低賃金の引き上げは必須だ。

    また引き上げられた賃金を支払うために、企業の経営に改善が生まれるというメリットもある。
    それができない企業は、残念ながら消滅したほうがいい。


    どれもシンプルながら良い指摘だと思う。
    勉強になった。


    また、今回から紙面がリニューアルされている。

    なんと新コーナーが一挙に15本も始まった。
    芸術、社会問題、生物学など、どれもこれも面白く読み応えがある。

    自分がこの雑誌を読むのは、見識を広げるためだ。
    大きな特集が1つあるより、このように様々なジャンルを少しずつ扱ってくれる方がありがたい。

    今回の紙面刷新は、かなり良い結果になっている思う。
    今後も応援している。頑張ってほしい。

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