メモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book) [Kindle]
- 幻冬舎 (2018年12月24日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (224ページ)
感想・レビュー・書評
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僕もまあまあメモは取る方ですがここまで突き詰めて考えたことはありませんでした。
本書ではメモは「記録」ではなく「知的生産」のために取るとあります。
①アイデアを生み出せるようになる(知的生産性の向上)
②情報を「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)
③相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)
④話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)
意識してやっていたわけではないですがふわっと考えてたことも改めて文字になると理解が深まります。
「ファクト→抽象化→転用という最強のフレームワーク」
①インプットした「ファクト」をもとに
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する
さらにいうと
①具体情報を正確に受け取る
②①から「他に転用可能な」要素(気づき 背景 法則 特徴など)を抽出
③②をさらに別の何か具体的なものに転用
という形でサイクルを回すとのことです。
この本を読んで改めて思ったことは
「メモを取る」
だけでなく
「考えてメモを取る」
ことが重要なんやなあと。
たしかにフッと思ったことをメモしておくことで潜在意識を顕在化することができます。
そのあと深掘りすれば実践にも繋がることと思います。
自分の中でやれてたかなあと思うところで不十分なところを指摘されたような気がします。
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著者のように一足飛びにはいかないでしょうが、とにかく、書くところから始めてみようとと思えました。1年後、5年後…何か変化していることを願って!
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メモの素晴らしさを説いた本。
メモに本気すぎて、向き合い方が体育会系すぎて、さすがにここまでできないな…と思ったけど、抽象化の話などは面白かった。意識してメモを取ることで普段の生活が豊かになりそう。 -
【感想】
SHOWROOM前田裕二社長が書いたメモに関する一冊。狂ったようにメモを取る必要とは一体何か。それは、記録としてではなく、知的生産のためである。聞いたことを文字を起こし、そこから、抽象化→転用を繰り返す。少しばかり発展的な内容になるが、メモを取り、そこから何を考えられるか、メタ認知の点から書いてみるのである。
【アクションプラン】
・毎日書いているノートに抽象→転用を加える。
・記録+考えを書いていく。
・過去のノートを振り返り、今のノートにアップデートし、実行する。 -
メモの取り方というよりは思考の深め方がよく理解できた。
ノートではなくメモにした理由はより手軽に、より簡易的に書くことで習慣化する事を狙ったのではないかと推察される。
『世界一やさしい「やりたいこと」のみつけかた』と併せて読むと、より理解が進む。
本書で解説されている内容はあらゆる創造のきっかけとなると感じた。
私はアナログよりデジタル派なのでスマホのメモを活用したいと思う。 -
・メモを取りながら聞くと相手もノリノリで話してくれる
→この視点はなかったな
→確かに熱心に聞いてくれてる気がして自分だったら嬉しいな
・ファクト→抽象化→転用のフレームワーク
→具体と抽象の行き来を大量にこなせる
→これが習慣になってたら怖いものない
・これからはアジェンダを持っている人が豊かになる
→やりたいことや美意識がはっきりしているほど豊か
→超納得した
→はっきりさせなきゃ
・原体験が強烈
→印象的なエピソードから人を集める力が生まれている
→強力な原動力
→彼の魅力はここから来てるんだろうな
・ノートの使い方
→シンプルだけどこれを使いこなせる人はほとんどいないだろうな
→これを読んだ人の中で実践している人は1%未満なのでは
前田さん好きだなぁ。
人柄の良さが溢れる文章を書けるようになりたいね。 -
メモ取りについてのノウハウ自体も惜しみないが、「終章」では自身の過去の暗部までをも曝け出す。 全て引っくるめて、この方の熱量は、確かに揺さぶられるものがある。
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[図書館]
ダイヤモンド社の記事(https://diamond.jp/articles/-/314833)を読んでいたら、『コクヨのシンプルノート術』『考える人のメモの技術』の2冊が紹介されていた。
本書は②『メモの魔力』。
一時期、東大生のノートや仕事関連の、思考まとめ、記憶術、アイディア出しなどの書籍を読んだことがあるけど、その再来かな?上記の2冊に加えて筆者がメモ術を生理するのに役立ったという下記の4冊も読んでみようかな。
①『情報は一冊のノートにまとめなさい』…ノートは一元化、時系列で取ることで、知的生産のシステムになる
②『メモの魔力』…日常の出来事を、ファクト、抽象化、転用の3つでメモすることでアイデアに使えるノートができる
③『ゼロ秒思考』…毎日、1テーマ、1ページ、1分で頭に浮かぶことをメモする。それを10分やることで深く考えられるようになる
④『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』…方眼が思考のフレームになり、情報が整理されて正しい思考ができるようになる -
抽象化がいかに大切なのかがわかった本だった。
具体的な話は分かりやすいし頭も使わない。確かにそうだ。しかしそれを抽象化する(抽象化=本質を見抜き、他にも応用可能なものに言語化する)ことで頭も使うし本質を見抜く練習にもなる。
メモをひたすらとる、というよりメモを取る事で物事を構造化、抽象化して転用させる方法を教えてくれている。そしてその考え方(頭の使い方)で自己分析から夢の叶え方まで書かれている。
著者の熱量が伝わってくる本でした。
巻末の1000の質問は地道にやって行きたいと思う。 -
【目的】思考整理力を向上させるため
【感想】私は今まで10年間PDCAサイクルに基づいたオリジナルのノートをつけてきました。その目的は①物事の本質を見抜くため②効率よく時間管理をするため③生産的なアウトプットをするため④話す力を磨くため(出来事を簡潔かつ明瞭に分かりやすく伝える、自分の心の中のモヤモヤをちゃんと他人に説明できる等)でした。
①②③に関しては、当時よりも力はついている実感はありました。しかし④になるとそれほど成長は感じれずにいました。
しかし本書を読んで、私に足りなかったのは「抽象化」(物事を簡単にまとめる力、客観的に捉える力)だと気付かされました。今までのノート付けではタスク管理は上手にできたとしても、抽象化のレベルまで踏み込んでいないためただの記録止まりであり、相手に説明できるレベルまで落とし込めていなかった自分に気づきました。
私は本書を、タスク管理やアイデアの創造だけでなく、会話にコンプレックスのある方にもお勧めできる本だと思います。 -
2019/09/13
メモを取ることで気づきや思考の整理や自分の今のポジションなどがよりわかりやすくなるっていうのが良くわかった。メモを取るのを習慣にするってなかなか難しいけど、会議の時にメモをする事をクセ付けて習慣にしていきたいなと思った。 -
すごく評判のいい本ということで、読んでみました。
How to本は卒業した!ということで、意識的に読まないようにしていましたが、昨年読んだ「鬼速PDCA」から、話題の本は簡単にでも目を通しておかないと、損しちゃうこともあるかも‥と思いまして、読んでみました。
私もわりとメモするほうです。
気になったこと、面白いと思ったこと、仕事で使えると思ったことなど。
著者はそれをさらに深く掘り下げていて、Why(なぜそうなのか?)、How(どのように使えるか)といった視点まで出しているとのことで、なるほど〜と思い、私もそこまでやることを意識するようになりました。
特に、自分がいいと感じたものを、なぜそう感じたか?を考えるのは、大学でデザインを学んでいる私にとって、言語化することで見えてくるものが多々あるようです。
やや繰り返しの部分が多いので、そこを著者の熱い想いと取るか、冗長だと思うかで評価が分かれそうな本でもありました。 -
メモを取れ。
このひと言で完結する。
しかし、そのやり方や、前田氏が「メモ魔」になった経緯、メモを何に昇華させるか。
それを学ぶために読む。
非常におすすめの一冊。 -
・すべてメモする
・ノートは見開きで使う
左ページに事実会議であったら会話内容、右ページに抽象化、転用
・抽象化 例→雨、りんご1個
・具体化 例→例えば〜 -
## 手に取るまで
もともとメモ魔の気質があり、気になっていた本ではあったが、あまのじゃくなので今更手に取った。
## 感想
自分のメモと、筆者のメモは月と鼈だと感じた。
筆者が繰り返し伝えているのは、「ファクト→抽象化→転用」の重要性。筆者はこの流れに沿ってメモを取りまくっているので、メモをとらずとも身の回りの情報を抽象化できる領域まで達している。対して僕のメモは、ファクトをひたすらに取り続けるメモ。シンプルに自分の記憶力を信頼していないため、ファクトが自分の記憶から失われて永遠に思い出せなくなることが怖くてメモしている。
ファクトをメモする習慣はあるので、今後抽象化・転用していけるようにメモを取る。抽象化の概念が今のところそこまでピンと来ていない。要はファクトをメモしたあとに「それから何が言える?」ということだと思っているが、あまり解像度を高められていない。『具体と抽象』を買ったので、読んで理解を深めたい。
意外と刺さったのは、「メモを取るのがうまくなっても、解決したい課題がなければあまり意味はない」ということ。自分はまさにこの状態。何に自分が幸せを感じるのか?今後どうしていきたいのか?自己分析をして見つけたい。巻末に自己分析が1000問ついているので、まずは100問、この本で学んだメモ術を駆使しながら答える。
他に気になっているのは、このメモ術を研究開発(今の自分の業務)に生かせるかどうかということ。筆者は起業家なので、メモから生み出される転用は主にビジネスチャンス方面に向いているように感じる。エンジニア的にこのメモが役立つかどうか、実践して確かめていく。
筆者の熱量をひしひしと感じる本だった。この本を読んだ後に普通の書き物を読むと、非常に淡泊に感じられる。起業家として成功するには、他人を巻き込むことが非常に重要なので、このような熱量が重要な要素なんだろうと感じた。自分はこういう熱には結構影響されやすい。3000円もするモレスキンのメモ帳をポチりました。 -
仕事としては自分の職種的にあまり使わなそうだったけれど、自分を知る方法のツールとしては有効かも知れないと思いました。
就職活動、進学のための面接を受ける人もやっておいて損はないかも。 -
前田さん自身がメモによってどのように人生を変えてきたか。また、メモを習慣化するにあたってどのようなことを意識すればいいのか。が書かれた本です。
メモの習慣がある人もない人も面白いと思います。
巻末にある1000の質問によって自分というものが分かってくると思います。1000問はかなり大変ですが・・・