なぜ人と人は支え合うのか ──「障害」から考える (ちくまプリマー新書) [Kindle]
- 筑摩書房 (2018年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (220ページ)
感想・レビュー・書評
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とても価値のある本。福祉に携わる全ての人の必読書となるべき本だと思う。障害者と介助者ではなく、タイトル通り人と人として介助、福祉を捉え、それをとてもわかりやすく書いてくれている。
人に何かを与えることで人は自分の価値を感じられる。すなわち、与えてもらう人がいることによって、与える人は価値を感じられる。与えてもらっている人も与える人に価値、またその他色々なものを与えているのだ。人は誰しも対等と言葉で言うのは簡単だがそれが何のことなのか、改めて考え続けようと思い直すきっかけとなった。
人と人がぶつかることは好きじゃない。だがぶつかってこそ出来上がる深い関係があると本書では書かれている。制度によって福祉、介助がサービス、仕事として成り立っている世の中が昔よりはいい世の中だと思ってきたが、誰しもが人と人として付き合うということはとても奥が深く、考え続ける価値のあることなのだと思う。
本書で紹介されている引用本も読んでいきたい。この本も何度も繰り返し読み自分の思考を止めないようにしていきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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障害を通じて人と人の支え合う関係性について考察している.障害学に手頃な入門書はないので,障害学の基本的な考え方を学ぶのによい手がかりになると思う.