日産vs.ゴーン 支配と暗闘の20年 (文春新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 能力は低いけど人のいい社長に率いられるのと、能力は高いけどけっこう悪い社長に率いられるのでは、どちらが会社のためになるのだろう。カルロス・ゴーン氏をめぐう事件はそんな風に感じられてしまう。

    カルロス・ゴーンという人物については著書も読んでいたし、経営者として学ぶべき姿勢もあると思っていた。毀誉褒貶は以前からあったにしてもね。ただ、ここまでの事態になっているとなぁ。もう少し、知るべきだろうか、なんて引くよりもかえって興味を惹かれる。それはゴーンという人物に、ではなく、会社というものについての関心かもしれない。

    日産という会社の歴史も少しながらかいまみることができた。そこまで知っていたわけではないけれど、日産というとスカイラインとかフェアレディZとか、プラモデルにも存在感のある車が多々ある。そこまでの会社が、それほどグダグダだとも思えないんだけど、うーん、という感じだね。

    今の経営陣も、必ずしも人の好い、というわけでもないようだけど。会社というもののありようをかんがえるうえで、今後も見ていきたい話ではあるな。

  • 一企業のお家騒動に国家権力を引き込んだ、その組織の構造がよくわかった。

  • 3.5

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著者プロフィール

経済ジャーナリスト。
1964年生まれ。1988年九州大卒。NECを経て1992年朝日新聞社に入社。経済部で自動車や電機産業などを担当。2004年に独立。現在は主に企業経営や農業経営を取材し、講談社や文藝春秋、東洋経済新報社などの各種媒体で執筆するほか、講演活動も行っている。
主な著書に『自動車会社が消える日』『日産vs.ゴーン』(以上、文春新書)、『会社に頼らないで一生働き続ける技術』(プレジデント社)、『メイドインジャパン驕りの代償』(NHK出版)、『トヨタ愚直なる人づくり』(ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『サイバースパイが日本を破壊する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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